病理学(全149問) 部分切除で代償性肥大を起こすのはどれか(12回) 肺臓 肝臓 脾臓 膵臓 前の問題 次の問題 解答:2 1.肺臓 2.肝臓 3.脾臓 4.膵臓 解説: 1対ある器官(腎・副腎・精巣・卵巣など)のl側が先天的に欠如したり、または後天的に切除されると、他側のものが肥大する。肺臓・肝臓・脾臓・膵臓でその一部を欠損すると、残存組織が病的に肥大する。このように残った実質が機能的に適応して肥大することを代償性肥大という。 上記4器官が手術で部分切除を受けた際、最も強くて早い代償性肥大を起こしうるのは、肝臓の特異な解剖学的構造とパラクリン的に働く肝細胞増殖因子(HGF)の強い作用から考えて、2:肝臓と考えられる。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 病理学 test