解説：
失語症は発語に関する筋や末梢神経に異常がないにもかかわらず、言語や文字を表現したり、理解が不可能な状態をいう。
言語の理解すべてが障害されるが、発語は流暢で内容は錯誤が多く、でたらめのものを2：感覚失語といい、ウェルニッケ中枢（感覚性言語野）の障害により出現する。
１：運動失語は表現すべてが障害されるが、言語の理解は可能であるもので、ブローカ中枢(運動性言語野）の障害により起こる。
3：伝導性失語はウェルニッケ中枢とブローカ野を結ぶ部分の障害により起こるもので、復唱障害を特徴的症状とする。
１：健忘失語は言語の発語や理解に障害はないが、適切な言葉や品名、人名が出てこないものである。