7月22日、神戸で開催された『PNFモビライゼーション(腰痛編)』に参加してきました。
PNFモビライゼーションの講師は、学生時代にお世話になった新井光男先生。
先生の顔を見ると、「全ての基礎的なPNFパターンを学生時代の実技試験で出題されたの時の苦労」を、ついつい思い出してしまいます。
今回のPNFモビライゼーション関連の講習は今年に入って2回目で、受講生同士で実施した際もお互いの身体へ顕著な改善を確認し合えたので、印象深く、臨床でもぜひ活用してみたいと思えるような内容でした。
前回の骨盤後方下制PNFパターンでも解説されていましたが、新井先生が教えるPNFでは抵抗を坐骨ではなく腸骨のくぼみ(ちょっと、敢えて専門用語では解説しないでおきます)に引っ掛けて実施するようですね。
理由は「坐骨結節への接触では、女性に実施しにくい場合がある」とのことです。
ただ、やはり弧を描くような求心性収縮によりエロンゲーションを引き出そうとした場合、慣れている坐骨結節への抵抗の方が運動方向を誘導しやすいので、やや操作に苦労しました。
まぁ、今回のPNFモビライゼーションでは静止性収縮を活用する手技が多く登場していたので、あまり「運動方向への誘導」は関係ありませんでしたが。。。
何はともあれ、これで「認定徒手理学療法」の試験を受けるための講習会ポイントはクリアしたということになります。
学会参加、認定徒手理学療法必須研修会もクリアしたので、残るはe-ラーニングで協会指定研修を受けて、症例報告を作成して提出するだけですね。
理学療法関係は、認定徒手理学療法士とは別に、あと二つほど受講してみようかなと思ている次第です。
やっぱ、研修に参加すると、臨床する際の視野が広がって楽しいですからね。
この一年は(数年ぶりに)多くの研修会に参加してみて、そんな風にシミジミと感じました。
関連書籍:PNFモビライゼーション