6月は金・土に有給を使って東京へ行ってきました。
スケジュールは以下の通り。
- 金曜⇒あん摩マッサージ指圧学校を2校見学
- 土曜⇒認定徒手療法必須研修会へ参加
※で、日曜は岡山県理学療法学会に参加予定です。
目次
あん摩マッサージ指圧学校を2校見学
1日目はあん摩マッサージ指圧校を2校見学して回りました。
※具体的な学校名は控えます。
1校目は1時間も早く到着してしまったので校舎の木陰で座ってくつろいでいると在校生が声を変えてくれ、学校のことを少し教えてもらうことが出来ました。
奇遇にも広島出身の方で、紅葉まんじゅうがどーのとか、アルパークがどーのとか、東京でローカルな話が出来て何だか奇妙な感じがしました。
鍼灸の資格を取得した後に、この学校に入りなおしたとのことで、色々と教えてもらった中で以下の言葉が印象的でした。
鍼灸を拒絶する人はいるけども、マッサージを拒絶する人は見たことが無い
これが、(恐らくあん摩マッサージ指圧師さんと一緒に働く)職場において実感したことの様です。
鍼灸にもエビデンスとも言われていますが、昔に比べて「針を刺されること」「お灸をすえられること」への抵抗感が、効果云々の前に障壁になっており、その障壁は今後もどんどん高くなっていくと思われます。
極論、効果が絶大であっても、やらせてもらえなければ意味がない。
で、(後述しますが)あん摩マッサージ指圧を、学校に併設されている治療院で受けることが出来ました。
その際に、学校の卒業生にマッサージを受けながら色々と話を聞かせてもらったのですが、その先生も「鍼灸を取得してから、マッサージの学校に入りなおした」とのことで以下の言葉が印象的でした。
針は服を脱いでもらわないと出来ない部分も多い。女性の施術者には抵抗が無くても、男性の施術者には抵抗があるケースがあるので、(その点だけにフォーカスを当てると)男性は不利。
2つの学校で、この業界に対する異なる見解も
基本的には、どちらも業界に対してポジティブな解説だけでなく、治療院が乱立している、やとわれ従業員になった場合は給料はそこまで高くない、治療院を経営して上手くいかない人も多い・・・・などなどネガティブな情報も踏まえて教えてくれたことは好感が持てました。
ただ、訪問マッサージに関しては意見が分かれていました。
一方は「今後も需要がある」と言い、もう一方は「今回、訪問の距離に関してネガティブな改正があり、今後も厳しくなることが予想される」とネガティブな発言がありました。
で、個人的には後者な意見で、訪問マッサージをするかどうかは慎重に考えたほうが良いと感じました。
個人的な見解としては、卒業して数年は(仮に訪問マッサージの帰省が強化されたとしても)儲かる分野であると感じます。
しかし一方で、訪問マッサージだけにのめり込んで、「儲からなくなったから、治療院を開業だ」となった時に、マインドシフト(+開業に必要な技術の劣化)が起こっていないかと言われると少し不安な気がします。
訪問マッサージは基本的に「寝たきりレベル」な高齢者が対象なのに対して、治療院にくる人は比較的若い人である可能性が高く、「必要とする技術」「求められるニーズ」が全く異なると思われます。
その点を考えると、安易に訪問マッサージを始めて、引き返せなくなるのも危険だなぁと、まだ試験に合格もしていない(学校も絞り込めていない段階から)色々と妄想を膨らませたりしました。
何はともあれ、受験前に2校を見学して話を効けたのは有益でした。
どちらの学校も、次の日がオープンキャンパスだったようで「せっかく遠路遥々来るのだから、明日にすればよかったのに。明日予定でもあるの?」と聞かれました。
私は正直に「理学療法の講習に参加予定なので今日にせざるを得ませんでした」と答えたのですが、職員同士が顔を見合わせ微妙なリアクション。
お互いが、お互いのオープンキャンパスが明日あるといことを知っているので、そちらに行く気なのではと思われたのかもしれません。
一応、どちらの学校を受験するかは決めました。
あとは、受験勉強(っといっても小論文と面接だけ)を頑張るだけです。