生理学(2:鍼灸版)(全287問) 痛覚について正しいのはどれか(25回) 侵害受容器は特定の受容器構造をもつ 表在性痛覚はⅡ群線維が伝える 深部痛覚はⅣ群線維が伝える ヒスタミンは内因性鎮痛物質である 前の問題 次の問題 解答:3 1.侵害受容器は特定の受容器構造をもつ 2.表在性痛覚はⅡ群線維が伝える 3.深部痛覚はⅣ群線維が伝える 4.ヒスタミンは内因性鎮痛物質である 解説: 1:痛覚を起す侵害受容器は、高閾値侵害受容器とボリモーダル侵害受容器に分けられるが、いずれも特定の受容器構造がなく、神経線維が組織中にそのまま終わる自由神経終末である。 2:表在性痛覚は皮膚の痛覚であり、高閾値侵害受容器の情報が主にAδ線維(Ⅲ群線維に相当)によって伝えられる速い痛みと、ポリモーダル侵害受容器の情報が主としてC線維(Ⅳ群線維に相当)によって伝えられる遅い痛みに分けられる。 3:深部痛覚は主にⅣ群線維によって伝えられる。 4:ブラジキニン、セロトニン、ヒスタミン、K+、H+のように役害受容器を刺激して痛みを生じさせる、あるいはプロスタグランジンのように侵害受容器の感受性を高めて発痛増強作用を示す物質を内因性発痛物質という。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 生理学(2:鍼灸版) test