臨床医学総論(2:鍼灸版)(全250問) 小児の骨折について正しい記述はどれか(21回) 不全骨折の比率が低い 骨端線損傷は成長障害の原因にならない 自家矯正能は旺盛である 骨癒合が遅い 前の問題 次の問題 解答:3 1.不全骨折の比率が低い 2.骨端線損傷は成長障害の原因にならない 3.自家矯正能は旺盛である 4.骨癒合が遅い 解説: 小児の骨折においては、3:自家矯正能は旺盛である。自家矯正能とは、骨の短縮や屈曲などの変形に対して自らで元に戻そうとする力をいう。 短縮変形に対しては10歳以下で10mm程度の矯正。屈曲変形においては、5~8歳までは20~30度の屈曲があっても嬬正される。 しかし、回旋変形に対してはほとんど働かない。 その他の小児骨折の特徴として、骨膜が厚いため、1:不全骨折の比率が高く、2:骨端線の損傷は骨の成長障害や変形をきたす。化骨形成が速やかで、4:骨癒合が早い。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学総論(2:鍼灸版) test