解説:
経脈の走行部位は、
少陽経は大腿外側、
陽明経は大腿前外側、
少陰経は大腿後内側、
太陰経大腿前内側
であり、流注だけ見ると「2:陽明経病証ー大腿外側」「3:少陰経病証ー大腿内側」が一致する。
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しかし設問は経脈病証であり、少陰腎経の経脈病証の症状には「舌が乾く、咽喉が腫れる、心痛、大腿部・大腿内側の痛み、冷え、横になるのを好む、足底のほてり」などがあり、大腿内側の痛みが含まれる
一方で陽明胃経の経脈病証の症状には、膝・足背の痛みはあるが大腿の痛みはみられない。
よって、正解は「3:少陰経病証ー大腿内側」である。
その他の選択肢は以下の通り。
- 1:少陽胆経では大腿外側の痛みがある。
- 4:太陰脾経では下腿内側の痛みがある。
※このように経脈病証の症状をよく理解しておくことが必要となる。