解説:
3:後弓反張は破傷風でみられる。後頚部の筋および背筋の痙攣により、腹部を前方に突出し、弓なりに反って、頭部と踵で体を支持する。
1:起座位は気管支喘息、心臓喘息の喘息発作時にみられ、横臥位・側臥位では下半身からの静脈還流が増加し、肺うっ血により呼吸困難が増悪することによる。
2:除皮質硬直は内包、基底核、視床など広範囲の大脳半球障害で生じる姿勢で、肩内転、上肢屈曲、下肢伸展内転を呈する。橋出血では除脳硬直(四肢伸展内旋、手首回内屈曲、体幹弓そり緊張)が生じる。
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4:エビ姿勢は胆石症、尿管結石症の疝痛発作時にみられ、側臥し、股関節・膝関節を屈曲して身体をエビのように屈曲する。