解説:
2:気管支炎では気管支上皮が障害される結果、気道内分泌物が増加して喀痰を伴った湿性咳嗽がみられる。
1:髄膜炎では以下などの髄膜刺激症状がみられる。
- 項部硬直(臥位で頭部を他動的に前屈させると筋の抵抗が強く痛む)
- ケルニッヒ徴候(仰臥位で股・膝関節を90度に屈曲させ、膝関節を他動的に伸展させると下肢後面に疼痛が発現する)
- ラセーグ徴候(仰臥位で下肢を伸展させたまま、他動的に股関節屈曲させると下肢後面に疼痛が発現する)
- ブルジンスキー徴候(仰臥位で頭部を他動的に前屈させると、痛みで股・膝関節の自動的屈曲が生じる)
3:腸炎で炎症が直腸部に波及すると、少量の便でも便意を感じ直腸・肛門の筋が痙攣して疼痛が発現する。これを裏急後重と呼ぶ。
4:膀胱炎では、血尿、頻尿、排尿痛み、残尿感、尿混濁がみられる。