解説:
2:悪性貧血では出血傾向はみられない。その症状には①貧血症状、②消化器症状(ハンター舌炎、食欲不振など)、③神経症状(下肢知覚異常、運動失調など)がある。
1:再生不良性貧血では汎血球減少症が生じるため、①貧血症状、②出血症状、③感染症状(感染症にかかりやすい)がみられる。
3:紫斑術では血小板の減少や機能障害、毛細血管壁脆弱性が原因となり、出血斑が生じる。
4:血友病では、血液凝固第Ⅷ因子欠乏(血友病A)または第Ⅸ因子欠乏(血友病B)により出血傾向がみられる。伴性劣性遺伝により男性のみに発症し、女性は保因者となる。