解説:
コルチゾールは、副腎皮質から産生・分泌される主な糖質コルチコイドである。
主要な作用は、筋肉や結合組織などでは蛋白質分解による血中へのアミノ酸放出促進、脂肪組織では脂肪分解による血中への脂肪酸とグリセロール放出促進、肝臓ではアミノ酸とグリセロールからの糖新生によってグルコースを増加させ、4:血糖値を増加させることである。
高濃度のコルチゾールは、炎症反応や2:免疫機能を抑制する。他にカテコールアミン、グルカゴンの十分なホルモン作用発揮に必要なこと(許容作用)、1:極々のストレスに対する抵抗力を高める作用、3:胃酸分泌を促進する作用などがある。
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