臨床医学総論(2:鍼灸版)(全250問) 血漿膠質浸透圧低下による浮腫がみられるのはどれか(22回) うっ血性心不全 肝硬変 癌性胸膜炎 フィラリア症 前の問題 次の問題 解答:2 1.うっ血性心不全 2.肝硬変 3.癌性胸膜炎 4.フィラリア症 解説: 2:肝硬変では、肝障害によりアルブミン、血清総蛋白が減少するため膠質浸透圧が低下して、浮腫や腹水貯留がみられる。また、ネフローゼ症候群においても同様に、低蛋白血症による血漿膠質浸透圧低下が原因となって浮腫が生じる。 1:うっ血性心不全では、心機能低下によるうっ血で静脈圧が亢進し、組織間質への水分漏出による浮腫がみられる。 3:癌性胸膜炎では、胸膜への癌の浸潤により、胸膜の透過性亢進や胸膜リンパ管の閉塞などが起こり、胸水の貯留がみられる。 1:フィラリア症ではリンパ管内に寄生する虫体による炎症が慢性化すると、リンパ液のうっ滞によって四肢にリンパ性浮腫がみられる。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学総論(2:鍼灸版) test