臨床医学総論(2:鍼灸版)(全250問) 徴候と疾患との組合せで正しいのはどれか(22回) ティネル徴候陽性―総腓骨神経麻痺 ペインフルアーク徴候陽性―胸郭出口症候群 トレンデレンブルグ徴候陽性―腰椎椎間板ヘルニア アリス徴候陽性一変形性膝関節症 前の問題 次の問題 解答:1 1.ティネル徴候陽性―総腓骨神経麻痺 2.ペインフルアーク徴候陽性―胸郭出口症候群 3.トレンデレンブルグ徴候陽性―腰椎椎間板ヘルニア 4.アリス徴候陽性一変形性膝関節症 解説: 1:ティネル徴候は、末梢神経幹の損傷部位を叩打すると当該神経が支配する皮膚領域にビリビリ感が放散する現象をいい、総腓骨神経麻痺などの末梢神経障害で陽性となる。 その他の選択肢は以下の通り。 4:アリス徴候は、仰臥位で両膝関節を屈曲させて膝を立たせると、片方の膝の高さが低くなる状態をいい、先天性股関節脱臼でみられる。 2:ペインフルアーク徴候とは有痛弧症候とも呼ばれ、肩関節を他動的に外転すると、外転70~120度ぐらいの範囲で疼痛が発現するが、その範囲外では痛みが生じない状態をいい、腱板損傷(特に棘上筋腱)でみられる。 3:トレンデレンブルグ徴候は、患側下肢で片脚起立させると健側の骨盤が下降する状態をいい、先天性股関節脱臼や中殿筋麻痺でみられる。 各テストの詳細は以下を参照。 ⇒『【まとめ】徒手整形外科的テストを整理しよう』 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学総論(2:鍼灸版) test