解説:
髄膜刺激症候は、項部硬直、3:ケルニッヒ徴候、ブルンジスキー徴候と1:ラセーグ徴候が含まれる。
3:ケルニッヒ徴候は、仰臥位で股関節、膝関節を90度屈曲位とし、下腿を他動的に伸展させた際、髄膜刺激による筋の攣縮により135度以上に伸展できない状態で陽性となる。
1:ラセーグ徴候は仰臥位で膝関節を伸展したまま股関節を屈曲させた際、70度以下で大腿後面に疼痛が出現してそれ以上挙上できないものを陽性とし、主に腰部神経根の圧迫でみられるが、ケルニッヒ徴候と同様の意義を持ち、髄膜刺激症候の一つと考えられている。
各テストの詳細は以下を参照。
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