東洋医学臨床論(全570問) 次の文で示す症例について、罹患筋への局所施術として最も適切な経穴はどれか(28回) 14歳の男子。野球の投手。オーバースローの投球動作でリリース期に肩の後方に痛みがある。 天宗 臂臑 臑会 肩髎 前の問題 次の問題 解答:1 1.天宗 2.臂臑 3.臑会 4.肩髎 解説: 投球動作で振りかぶったコッキング期では肩外旋で棘下筋、小円筋が収縮し、ボールのリリース期からフオロースルー期にかけ、肩後方の外旋筋は遠心性収締が強いられ、大きな牽引力による損傷が生じやすくなる。肩後方筋群が拘縮すると内旋可動域の減少が生じる。外旋・内旋運動による肩甲上神経損傷の場合は棘下筋の萎縮となる。 天宗は棘下筋の部位となり、1が正答である。 他の経穴は以下の通りで、罹患筋部位とならない。 臂臑は三角筋前縁で上腕二頭筋上 臑会は三角筋後縁で上腕三頭筋上 肩髎は三角筋上 前の問題 次の問題 マッサージ専門科目 - 東洋医学臨床論 test