この記事では、「手の少陽三焦経」の経穴である『肩髎(けんりょう:TE14)』について解説している。
※同じ読み方の経穴「顴髎(けんりょう)」があるので注意!
『肩髎(けんりょう)』の概要
『肩髎』の概要は以下になる。
部位
- 肩周囲部
- 肩峰角と上腕骨大結節の間の陥凹部
取り方
- 肩関節を90度外転したとき、肩峰の前後に現れる2つの陥凹部のうち、後ろの陥凹部に取る。
※臑兪(太陽小腸経)と肩髎は上記のように近い位置にあるので、位置関係に注意しよう。
解剖
- 三角筋(腋窩神経)
- 鎖骨上神経
- 後上腕回旋動脈
補足
肩関節外転位において、以下のように経穴を整理すると良い。
- 肩峰の後方で取れるのが『肩髎』
- 肩峰の前方で取れるのが『肩髃』
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