臨床医学総論(全246問) 疾患と症状の組合せで正しいのはどれか(24回) 皮膚筋炎 ー ヘリオトロープ疹 全身性硬化症(強皮症) ー 陰部潰瘍 ベーチェット病 ー 蝶形紅斑 全身性エリテマトーデス ー ブドウ膜炎 前の問題 次の問題 解答:1 1.皮膚筋炎 ー ヘリオトロープ疹 2.全身性硬化症(強皮症) ー 陰部潰瘍 3.ベーチェット病 ー 蝶形紅斑 4.全身性エリテマトーデス ー ブドウ膜炎 解説: 1:皮膚筋炎は、主として四肢近位筋群などに対称性筋力低下をきたす多発性筋炎の症状に、上眼瞼にみられる青紫色の皮疹(へリオトロープ疹)、肘・膝・中手指節間関節・近位指節間関節背側面の落屑性紅斑(ゴットロン徴候)という特徴的な皮疹を併せ持つものをいう。 3:ベーチェツト病は再発性のアフタ性口腔内潰瘍、外陰部潰瘍、結節性紅斑、ぶどう膜炎の4つを主症状とする原因不明の炎症性疾患である。したがって、2・3・4の組み合わせは誤っている。 2:全身性硬化症(強皮症)は、皮膚および全身内臓諸臓器の線維化と、血管内皮障害を特徴とし、皮膚の硬化によるソーセージ様指やレイノー現象がみられる。 4:全身性エリテマトーデスは全身性の自己免疫疾患で多彩な症状がみられるが、皮膚病変として頬部の蝶形紅斑が特徴的である。 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学総論 test