解説:
3:失調性歩行は運動失調でみられる。「脊髄性運動失調による踵打ち歩行」や「小脳性および前庭性運動失調による酩酊性歩行」がみられる。
※パ-キンソン病では、すくみ足、小歩、前方突進がみられる。
その他の選択肢は以下の通り。
- 1:変形性股関節症では、疼痛性跛行がみられる。
- 2:閉塞性動脈硬化症、バージャー病や腰部脊柱管狭窄症では、間欠性跛行がみられる。
- 4:先天性股関節脱臼が片側の場合にはトレンデレンブルグ歩行(患側下肢での片足起立時に健側骨盤が下降する)がみられ、両側の場合にはアヒル歩行(上体を左右に振って歩く)がみられる。(進行性筋ジストロフィー症デュシェンヌ型でみられる動揺性歩行もアヒル歩行と呼ばれる)。
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