解説:
1:クッシング症候群は、下垂体前葉の機能亢進や副腎の腺腫や癌により副腎皮質ホルモンの過剰分泌が起こって生じるものであり、高血圧を呈する。
2:コン(Conn)症候群は、副腎皮質の腫瘍などで鉱質コルチコイドのアルドステロンの分泌が増加したものであり、原発性アルドステロン症ともいう。血圧は高血圧を呈する。
3:シモンズ病は下垂体性悪液質ともいわれ、下垂体前葉機能不全の結果として起こった悪液質をいい、女子に多く、体温は低下し、血圧は低血圧を呈する。
4:レイノー病では、血圧に影響はない。
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