僧帽筋上部線維の緊張緩和を目的として鍼通電療法を行う場合、刺鍼部位の組合せで最も適切なのはどれか（１６回）

解説：

僧帽筋上部線維に相当する経穴を問う設問である。

「1：肩井一天柱」は、いずれも僧帽筋と関連することから正しい。

ただし、新経穴では、天柱は必ずしも僧帽筋とは関連していない。したがって、今後は不適切な設問といえる。

• 「2：秉風一風池」は、秉風が僧帽筋と関連するが、風池は僧帽筋からはずれており、適切とはいえない。
• 「3：天宗一心兪」は、天宗は僧帽筋からはずれていることから、適切ではない。また、心兪は僧帽筋下部線維である。
• 「4：肩髃一膈兪」は、肩髃は三角筋であり臑兪は僧帽筋であることから、適切ではない。