東洋医学臨床論(2:鍼灸版)(全542問) 理学検査所見と罹患局所への治療穴との組合せで適切でないのはどれか(15回) モーリーテスト陽性―缺盆 ペインフルアークサイン陽性一膏肓 チェアテスト陽性―手三里 フィンケルスタインテスト陽性一偏歴 前の問題 次の問題 解答:2 1.モーリーテスト陽性―缺盆 2.ペインフルアークサイン陽性一膏肓 3.チェアテスト陽性―手三里 4.フィンケルスタインテスト陽性一偏歴 解説: 徒手検査による病態と治療穴との関連を問う設問である。 1:モーリーテストは、斜角筋症候群を疑うものであり、圧迫部位は斜角筋隙で缺盆と関連しているとみなすことができる。 2:ペインフルアークサインは、腱板の異常を知るものである。膏肓は腱板および腱板構成筋とは関連しないことから適切ではない。 3:チェアテストは、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)を疑うテストである。手三里は、テニス肘で傷害されやすい長・短橈側手根伸筋と関連し適切である。 4:フィンケルスタインテストは、母指腱鞘炎(ド・ケルバン病)を疑うテストで、偏歴にこれらの筋肉が位置し適切である。 各テストの詳細は以下を参照。 関連記事⇒『【まとめ】徒手整形外科的テストを整理しよう』 前の問題 次の問題 鍼灸専門科目 - 東洋医学臨床論(2:鍼灸版) test