久々に、コンタクト処方目的に眼科へ行きました。
コンタクトレンズって、本来であれば「医師の処方」が必要なのはご存知でしょうか?
眼科に行って以下などを行って初めてコンタクトレンズが処方される訳です。
- 視力検査(度数の確認)
- 実際に使用したいコンタクトをはめて違和感がないかの確認
- 医師による診察(薄暗い部屋で光を当てて眼球や、その周囲を調べてもらう)
ただ、ネットではコンタクトレンズが販売されているので、医師の処方なしで買えちゃうんですけどね。
一応、アマゾンにも以下の様な注意書きはなされているのですが、厳守している人は(私の周りでは)少ないようです。。
・コンタクトレンズは、必ず眼科医を受診し、眼科医の指示(処方)に従ってご購入ください。受診されていない場合は、コンタクトレンズをご購入いただけません。
・コンタクトレンズの不十分な洗浄・消毒など不適切なケアや、長時間または交換期間を超えた装用により重篤な眼障害の発生の危険性がありますので、必ず眼科医の指示に基づき、ご使用ください。
・ご使用の際には、必ず添付文書の内容、特に「警告」「禁忌・禁止」「特にご注意いただきたいこと」「使用上の注意」を確認し、使用方法を遵守してください。
・必ず3か月毎に眼科医による定期検査を受けてください。また、少しでも異常を感じたら直ちに眼科医の検査を受けてください。
※ネットの方が商品自体が安いのはもちろん、診察料(+待ち時間や、病院・お店の2か所を回るという時間的な損失)も不要なため、ネットで購入茶っている人が多いのが現状です(本当は、感染症など起こしてないかなど、定期的に診察するに越したことは無いんでしょうけど。。)
※一番最初は、眼科で自身の度数を確認して、それ以降は自身の度数に合ったコンタクトレンズをネットで買うってのが多いパターンで、私もついネットで購入していました。
私の場合は、右が5.00、左が7.00と分かっているので、気に入ったメーカーで、この度数を選んで購入しています。
ちなみに、私がいつも購入しているのは以下の『メダリスト2』になります。
メチャメチャ安い!(度数も、もちろん選べます)
目次
何で眼科に行ったのか?
私は普段、ネットでコンタクトレンズを購入しているのは前述した通りなのですが、そんな私が久々に眼科に行って処方してもらおうと思った理由は以下になります。
すると、待合室で看護師さんに会って早々「あなた、5年ぶりに来たわね。コンタクト今してるみたいだけど、どうしてたの?」と聞かれました。
嘘をつくのもアレなんで、正直に「ネットで・・買って・・ました」とオスオズ話すと、「まぁ、ネットの方が安いからね」と気にもとめていない感じ。
で、視力検査が始まりました。
看護師さんにビビらされた件
視力検査では「5年前と度数は変わってないみたいね。同じのを処方しておきましょう」とのこと。
ただ、医師による診察の前に、眼の写真を撮らされました。
これは5年前もした検査の様で、5年前と現在の写真を比較して以下の様にビビらされました。
う~ん 写真に写っている粒々が減っているわね。今後、気を付けましょうね。
そういって資料も手渡してくれました。
粒々とは角膜内皮細胞のことだよ
その資料によると、この「粒々」というのは角膜内皮細胞のことで、角膜内の水分量を調節して、角膜の透明性を保つ役割があるとのこと。
でもって、正常な角膜内皮細胞には約3000個の細胞がるらしいのですが、これが酸素不足の状態が続くことで、細胞の数が減少していくとのこと。
※一度失った角膜細胞は二度と再生しないらしい・・・
以下が、正常な内皮細胞(左)と、減少した内皮細胞(右)になります。
~画像引用:クーパービジョン株式会社パンフレットより~
そして細胞の数が減少すると、角膜内の水分調整つが出来ず、透明な角膜が白く濁ってしまい、重篤な視力障害を起こすこともあるのだとか。
・・・こ、怖い・・。
「角膜内皮細胞の減少」を予防せよ!
看護師さんは「今後、気を付けましょう」と言うだけではなく、具体的なアドバイスもくれたので紹介しておきます。
前出したように、角膜内皮細胞が減少する原因の一つは「角膜への酸素不足」で起きます。
なので、極論としては「なるべくコンタクトレンズをはめない時間を増やす」というのが解決策として挙げられます。
イメージとしては「コンタクトレンズが角膜に張り付いているので、そりゃ酸素不足になるよね」って話。
※自宅にいるときは眼鏡でいるとか、休みの日は外出も眼鏡とか、色々と工夫できるかと。
で、その他のアドバイスとして挙げてくれたのが以下になります。
Dk値の高いコンタクトレンズを使おう
そもそも「Dk値って何?」って話なんですが、コンタクトレンズにも以下の様に色々な種類があるようです。
・酸素透過性が低いコンタクトレンズ(要は、酸素が供給されにくいコンタクト)
・酸素透過性が高いコンタクトレンズ(要は、酸素が供給されやすいコンタクト)
で、酸素透過性が高いか低いかを表した数値が『Dk値(酸素透過係数)』というものらしいです。
私は、これまで以下の『メダリスト2』ネットで購入してきたのは前述したとおりです。
ただし、『Dk値』の表記は無いんですよね。。
で、眼科の処方としても上記の商品は取り扱っていないようで、渡された『Dk値』が記載されたコンタクト一覧の中にもありませんでした。
また、ネットで探してみても(他の商品はDk値が記載されているものも有りましたが)メダリスト2の『Dk値』は見つかりませんでした。
※以下のメーカー説明書にも記載しておらず。
http://www.bausch.co.jp/-/m/BL/Japan/Files/Package%20Inserts/Med2_leaflet201704.pdf
なので、今後、販売元であるボシュロムに電話して確認してみることにします。
Dk値を比較した商品一覧
ちなみに、眼科でもらった「扱っている商品とDk値の一覧表」は以下になります。
Dk値を比較したい方は参考になると思います。
参考にしてみて下さい(2週間交換の商品のみ記載)。
※Dk値だけでなく、特徴も記載しています。
製品名・メーカー |
Dk値 |
特徴 |
2ウィークアキュビュー (J&J) |
28 |
清潔さと経済性を兼ね備えた、快適・簡単・清潔レンズ。UVカット。 |
アキュビューオアシス (J&J) |
103 |
酸素がたっぷり通る新素材。乾きにくく、みずみずしいレンズ。UVカット。 |
メダリストフレッシュフィットコンフォートモイスト (ボシュロム) |
91 |
はずす時まで潤いキープ。暗くなっても、くっきりクリア。薄型新素材。 |
アクアロックス (ボシュロム) |
114 |
かつてないほど目を酷使するデジタル時代に。新素材。涙液親和性シリコンハイドロゲル。 |
メダリストプラス (ボシュロム) |
9.5 |
超薄型で快適な付け心地。非イオン性素材。 |
メニコン2WEEKプレミオ (メニコン) |
129 |
「うるおい」「酸素」にこだわった、汚れがつきにくい新素材。非イオン素材。 |
バイオフィニティー (クーパービジョン) |
128 |
安心と快適が高いレベルで続く新素材。 |
気になった点は、私が使用しているメダリスト2(アマゾン価格1250円)よりも、ワンランク高いメダリストプラス(アマゾン価格1500円)のDk値が9.5と、他と比べて桁違いに低い点です(最初95の間違いかと目を疑いましたが、その1/10の値でした。。)。
っとなると、メダリスト2は、それ以上にDk値が低い可能性が高い(少なくとも、9.5より高いという事は有り得ない)と思われます。
なので、酸素不足を予防し、角膜内皮細胞の数を可能な限り維持したいとかんがえるなら、前述したリストなどでDk値を確認し、Dk値の高いもの(で尚且つ、多少でも安い商品)を購入するというのも手だと思います。
Dk値が低いコンタクトと、高いコンタクトのイメージは以下な感じ。
~画像引用:クーパービジョン株式会社パンフレットより~
個人的には、少し高くなりますが、UVカットも施されていてDk値も103なアキュビューオアシスに乗り換えようかと思っています。
念のため、リストに上がってた商品を列挙しておくよ
念のため、前述したリストに上がっていた商品を列挙しておきます。
興味がある方はリンク先を観覧してみてください。
※上記は、アマゾンでは2箱セットしか売られていないようです。