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第24回岡山県理学療法士学会へ参加

研修会

6月24日(日曜)に第24回岡山県理学療法士学会に参加してきました。

 

テーマは以下の通り。

 

子どもからお年寄りまでの『生』を支える理学療法

 

なぜ参加したかと言うと「認定理学療法士の資格取得の条件を満たすため」です。

 

県学会であれば2つに参加すると条件を満たすため、次回は7月1日にある大阪県理学療法士学会へ参加する予定です。

 

私は広島に住んでいますが、岡山寄りなので、片道1000円で岡山には到着できてしまうので、日帰りで行けるし、そんなに苦ではありませんでした。

 

また、(予想に反して)「子どもからお年寄りまでの歩行を支援する理学療法 ー少子高齢化社会で「生」を支えるためにー」というテーマで講演された大畑光司先生のお話は、非常に参考になりました。

 

ただ、スライド数や参考になる内容が膨大過ぎて、消化不良気味になってしまったのが残念。

 

こういうのは、講演としてではなく、講義として十分な資料も用意してもらったうえで聞きたいなぁと思いました。

 

で、もう一つの講演である(理学療法士協会副会長である内山靖先生の)「社会が真に求めるエビデンスの構築と理学療法実践 ー子どもからお年寄りまでの”生”を支えるー」は、概論的な内容で「これこそ講演で十分な内容」って感じでした。

 

「内山先生はこう感じているのだな」と興味をそそられる、あるいはポイントだと部分が少なすぎてメモを取る余裕があったので備忘録として記載しておきます。

 

 

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「失われた20年」と理学療法

 

内山先生は、現在の世の中や理学療法関して以下の様にスライドで示されていました。

 

  1. 失われた20年の経済状況と少子高齢化社会に漂いう閉塞感が蔓延している。

    ※個人的には、医療・介護分野はともかくとして、世の中は人手不足なので、閉塞感を感じているのは理学療法士も含めて極一部だと感ますが。

  2. 科学技術の革新に追随しえなかった30年の理学療法モデル

    これは30年の間に科学技術は飛躍的に向上した一方で、理学療法士のやっていることは一体どの程度変わったのか(別に変っていなくても良いが、そのエビデンスをきちんと蓄積できたのか)。

  3. リハビリテーションパッケージモデルの普及

 

 

で、これからの理学療法として重要な点として、以下について述べられていました。

  1. 医療帰結の質保障指標としての理学療法
  2. 徹底した帰結改善に資する理学療法技術
  3. 公的保険外での理学療法の社会適用

 

上記は非常に抽象的な表現であり、①②に関しては解説がありましたが、私が一番着目した③(公的保険外での理学療法の社会適用)については、ほぼスルー状態でした。

 

ですが、これだけ社会保障費が不足している中で、混合診療が解禁となり、その波が理学療法にも押し寄せてくる可能性は十分にあります。

 

で、混合診療のなかの「自由診療部分」は国の決まりごと(何種類かの書類を何か月ごとに提出して、○○の報酬がもらえる)といったものがないので、純粋に理学療法を提供できる可能性があります。

 

そんな際に、一つ何らかの秀でた能力を有しているのであれば「医療・介護保険だけに頼らない理学療法を提供できる人材」として重宝される可能性は十分にあります。

 

公的保険外での理学療法の社会適用

 

その際に求められる人材に自身がなれているかどうか。

 

これをピンチと捉えるか、チャンスととらえるかは、その人次第!

 

なーんて考えながら、この講演を聞いていました。

 

 

○○に基づく医療

 

「根拠に基づく医療(Evidence base practice)」という言葉をよく聞くと思いますが、「この点ばかりに着目しすぎることによって、御座なりいなっている要素もあるのではないか?」ということで以下の3つがバランスよくミックスされた医療こそが大切だと言われてきているようです。

 

根拠に基づく医療Evidence base practice

・リサーチエビデンス

・対象者の価値

・治療環境

 

 

物語に基づく医療Naratice base practice

・対話

・心理・社会的要因

・満足度

 

 

価値に基づく医療Valuse base practice

・科学と人をつなぐ

・価値の複雑性

・共有とバランス

 

 

この中で「価値に基づく医療」というのは、最近新しく出てきた用語の様で、私も初めて聞きました。

ここでいう「価値」とは人によって異なり正解が存在しないので、どの様に折り合いをつけていくか、哲学的であり、対象者に介入する際に絶えず悩み続けるケースもあると思います。

 

「価値」の例としては以下の通り。

  • 患者と家族で意見が違う(どちらの意見を尊重するか)
  • 認知症患者に対して、歩けるようになってもらったほうが良いのか、逆に歩いてもらうと困ったことが起こるのか
  • チーム医療(多様な価値観を持った人達が集まってチームを作り折り合いをつける)

 

 

ちなみに「エビデンス」や「ナラティブ」といったキーワードに興味がある方は、以下のサイトで分かり易く解説されているので、是非一度観覧してみてください。

で、ネット社会における『ヘルスリテラシー』も同時に身につけておきましょう。

 

⇒『(外部リンク)ヘルスリテラシー 健康を決める力

 

 

スペシャリスト VS ジェネラリスト

 

理学療法士はスペシャリストであるべきか?

 

はたまたジェネラリストであるべきか?

 

稀に、ネット上で議論が白熱することがありますが、内田先生は「そんな議論がおこなわれる時代じゃない」とおっしゃっていました。

 

どういう意味かと思い聞いていると、これからの理学療法士は以下である必要があるとのこと。

 

Comprehensive Physical Therapy

 

「は?」っと思って聞いていると、医師で言うところの『総合診療医』の様な意味合いであるとのこと。

 

専門家としての「総合能力」が問われる時代だそうです。

 

それをジェネラリストと呼ぶのでは??

 

っと突っ込みたくなりましたが、先生がおっしゃりたいのは「浅く広い知識を満遍なく有している=Generalist」なんだと思います。

 

で、Comprehensive Physical Therapyっていうのは、全ての理学療法分野において卓越した知識・技術を有している理学療法士を指すのではないかなと。

 

そんな、ハンターハンターのクラピカ「エンペラータイム」じゃないんだから、もし上記を意図しているのだとすると、やや非現実な気がします。

 

※画像引用『ハンターハンター 絶対時間 9巻』

 

 

やはり個人的には、一定水準の(理学療法だけではなく)リハビリ知識を備えつつ、突出した何かを有しているセラピストというのが理想ではないかなと考えます。

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