臨床医学総論(2:鍼灸版)(全250問) 血中脂質で基準値を下回ると動脈硬化のリスクが高くなるのはどれか(30回) 中性脂肪 総コレステロール LDL コレステロール HDL コレステロール 前の問題 次の問題 解答:4 1.中性脂肪 2.総コレステロール 3.LDL コレステロール 4.HDL コレステロール 解説: 血中脂質で基準値を下回ると動脈硬化のリスクが高くなるのは「4:HDL コレステロール」である。 「高比重リポタンパク(HDLコレステロール;high-density lipoprotein cholesterol)」は、善玉コレステロールという俗称で呼ばれることもあるが、この俗称には賛否ある。 HDLは(LDLにより全身に送り届けられたコレステロールのうち)不要なコレステロールを肝臓へ回収する働きがある。 従って、HDLコレステロールが基準値を下回っている場合は動脈硬化のリスクが高いと判断される。 ちなみにHDLコレステロール値は、メタボリックシンドロームの診断基準の一つにもなっている(LDLコレステロール値が診断基準になっていない点に注意)。 ⇒『特定健康検診(+メタボリックシンドローム)』 中性脂肪・HDL・LDLコレステロールのイラストは以下になる(スタートは肝臓)。 関連記事⇒『退行変性 | 病理学』 前の問題 次の問題 基礎科目 - 臨床医学総論(2:鍼灸版) test