解説:
2:トレンデレンブルグ徴候は「患側下肢で起立すると健側の骨盤が下降する徴候」をいい、骨盤を引き上げる中殿筋の作用が、先天性股関節脱臼や中殿筋麻痺によって障害されることが原因となる。
※側弯症で起こるわけではない。
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その他の選択肢は以下の通り。
- 1:間欠性跛行は、脊柱管狭窄症やバージャー病などでみられる。
- 3:分回し歩行は、脳卒中後遺症から生じる片麻痺によって尖足となるため、つま先が地面に接触しないように患側下肢を外転させて円弧を描くように歩く状態をいう。
- 4:パーキンソン病の歩行では、①すくみ足(最初の一歩が踏みさせない)、②小きざみ歩行(歩幅が狭い)、③前方突進(歩き始めると止まれない)という3つの特徴がみられる。
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