東洋医学臨床論(全570問)
理学検査所見と罹患局所への施術部位との組合せで適切でなしいのはどれか(15回)
解答:2
- 1.ジャクソンテスト陽性一頚部
- 2. アドソンテスト陽性一肩関節部
- 3.ヤーガソンテスト陽性一上腕部
- 4.トムゼンテスト陽性一前腕部
解説:
- 1:「ジャクソンテスト陽性」は、頚椎症による椎間孔レベルでの障害の有無を調べるためのテストである。したがって、頚部というのは適切である。
- 2:「アドソンテスト陽性」は、斜角筋症候群を調べるためのテストである。肩関節には斜角筋は分布していないことから適切ではない。
- 3:「ヤーガソンテスト陽性」は、上腕二頭筋長頭腱腱鞘炎の有無を調べるためのテストである。したがって、上腕上部前面にある結節間溝部が施術部位であり、正しい。
- 4:「トムゼンテスト陽性」はテニス肘を調べるテストであり、前腕の施術は正しい。
各テストの詳細は以下を参照。
⇒『【まとめ】徒手整形外科的テストを整理しよう』