東洋医学臨床論(全570問) 精と気血の失調に起因する生理不順の患者に治療を行う場合、最も適切な経穴はどれか(20回) 足三里 三陰交 三陽絡 三焦兪 前の問題 次の問題 解答:2 1.足三里 2.三陰交 3.三陽絡 4.三焦兪 解説: 「精と気血の失調に起因する生理不順」ということから、気血精の失調(虚損)が原因で生じた生理不順と考えるのが妥当である。したがって、補気、補血、補陰を目的とした配穴が求められる。 「1:足三里」は主として後天の元気を補うことが可能であるが、精を補うには無理がある。 「2:三陰交」は肝・脾・腎の三陰経が交会する穴であり、肝は疏泄作用を調整し補血し、脾は後天の元気を高め、腎は気化を促進して陰気、精を養うことができることから、これが答えである。 「3:三陽絡」は陽気を補うのにはよいが、血、精とは関連しない。 「4:三焦兪」も元気を補うにはよいが、血、精には関連しない。 前の問題 次の問題 マッサージ専門科目 - 東洋医学臨床論 test