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『魔法のコンパス』から感じた「信用」の力

紹介

魔法のコンパスを読んで印象に残った内容を記載ていきます。

 

 

印象に残った内容は多々あるのですが、その中でもこの記事は、「幸せなホームレスに教わったお金の正体」というタイトルな内容についてです。

 

このコーナーでは、お笑い芸人キングコング西野の友人である「小谷さん」について、話が展開していきます。

 

小谷さんはホームレスをしているのですが「毎日が幸せで、ホームレスになって3年で20㎏太って、美人のお嫁さんまでもらっちゃった」と記載されています。

 

で、このホームレス小谷さんの生き方が、非常に興味深く、参考になる部分が多いと思ったので記事にします。

 

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ホームレス小谷の生き方

 

ホームレス小谷さんの生き方は以下の通り。

 

インターネット上に自分の店をだし、売るものが無いから「自分の1日」を売り、それを収入源にしている。

 

つまり「何でも屋」な訳で、依頼主が「掃除をしてくれ」「犬の散歩をしてくれ」「引っ越しを手伝ってくれ」など何でも依頼を引き受けて、その対価をもらうという訳です。

 

ここまでなら、普通の話なのですが、ホームレス小谷さん以下の点で他の何でも屋と大きく異なります。

 

どんな依頼でも1日50円で請け負ってしまう

 

ハッキリ言って1日50円では割に合わないし、ホームレスになっても当然だと思います。

 

ただ、ここにカラクリがあるという。

 

で、例え話として草むしりの話が出てきます。

 

依頼主が草むしりを半日頑張ってやってもらって50円払います(どんな依頼でも1日50円なので)。

 

ただ、依頼主には以下の様な感情がどうしても芽生えてしまうというのです。

 

こんなに頑張ってもらったのに、たった50円しか払わないっていうのは悪いよな・・

 

で、結局「草むしり代は50円」なんですが、昼ごはんをご馳走になったりする訳です。

 

そんな調子で「50円という仕事以外」で、色々ご馳走をしてもらったりして、何とか飢えずに済んでいるとのこと。

 

 

私が参考になると思ったのはココからです。

 

ここまでの話を聞いて、皆さんは「ふ~ん、そういうカラクリで何とか生き延びてる人もいるんだな」くらいにしか思わないと思います。

 

※私たちが参考になるエピソードとは思わないでしょう。

 

で、私が参考になると思ったのはココからなのです。

 

ここまでのエピソードで、小谷さんが1日働いて得たものは以下です。

・50円

・その日のご馳走(+α)

 

ただ、実は他に得ていたものがあり、それが以下だというのです。

 

「こんなに働いてくれて本当にありがとう」という恩。つまり信用。

 

で、最初の値段設定を1万円にしていたら、上記の「信用」は手に入っていなかったというのです。

 

まぁ、私たちに置き換えてみると「無償でのボランティア」とか「見返りを求めない優しさ」なんかが、これに該当すると思います。

 

で、この「信用」を小谷さんは積み上げていき、それが大きなお金に変わる時がやってきます。

 

それは以下になります。

 

クラウドファンディングで結婚式の開催費(浅草の花やしきという遊園地を貸し切っての結婚式)を募集したところ、3週間で2500万円もの大金が集まった。

 

ちなみにクラウドファンディングとはウィキペディアによると以下を指すとのこと。

 

クラウドファンディング(英語: Crowdfunding)とは、不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。

 

例えば、私が「あん摩マッサージ指圧師の学校に通いたい。なので資金を援助してください」とクラウドファンディングを利用してお願いしたとして、その思いに共感した人がお金を無償で提供してくれるというシステムです。

※例え1人が1000円しか援助してくれなくとも、共感した人が2000人いたら200万円集まるといった感じです。

 

ただ、小谷君は一般人(のホームレス)です。

 

クラウドファンディングは芸能人も利用することがあったりしますが、それでも中々集まらないと聞きます。

つまり、ブログの様に「有名人だから、数行の日記を書いただけでメチャクチャなアクセスが集まる」と言ったものとは訳が違うようようなのです。

では、なぜ一般人で無名な小谷君の結婚式に250万円も集まったかのか?

それが、前述した「信用の力」だと言うのです。

書籍には、250万円を援助してくれた人たちの内訳は、「ホームレス小谷さんを50円で買った人達だった」と記述されています。

 

 

「あの小谷君が結婚式を挙げるなら、そりゃ、もちろん支援するよ」と、恩が返ってきたというのです。

 

※その後も、小谷さんは50円で1日を売り続け、「信用」を積み重ね続け、何かの折にクラウドファンディングを利用すると全戦全勝でお金が入ってきたそうです。

 

で、記事には以下の様に締めくくっています。

 

彼は、お金持ちじゃないけど、「信用持ち」なのだ。

 

 

終わりに

 

彼は、決して「見返りを求めて、計算した上で50円で仕事をしていた」のではありません。

 

ただ、結果的に「信用もち」になっていました。

 

このエピソードから私が得たものは何か?

 

それはご想像にお任せします。

 

ただ、この「信用の力」はこれから益々(お金よりも)重要視されてくると考えられているので、皆さんも頭の中に留めておいてください。

 

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