この記事では絵本『えんとつ町のプペル』を紹介します。
目次
えんとつ町のプペルとは
『えんとつ町のプペル』は西野 亮廣(にしの あきひろ)氏が、色んな人と共同出版した絵本です。
「西野 亮廣さん」と言われてもピンとこない人は多いと思います。
ただ、以下の様に言われると分かるのでは?
お笑い番組「はねるのトビラ」でも同じみなお笑い芸人さんです。
ただ彼は最近、お笑い芸人としてだけでなく、様々なクリエイティブな方面で成功を収めています。
でもって、そんな彼が飛躍するきっかけとなったのが、
『えんとつ町のプペル』です。
他のお笑い芸人も本を出版してる
お笑い芸人で出版に成功した人として一番有名なのは、
「火花」で第153回芥川賞を受賞した(ピースの)又吉直樹さんでしょう。
その他にも、(カラテカの)矢部 太郎さんの『大家さんと僕』も今話題ですね。
※アマゾンレビュー575件で星5つは凄いと思います。
でもって、西野氏の『えんとつ町のプペル』は、絵本なので
「子供に読み聞かせることが出来る平易な表現」「綺麗な絵」が特徴で、
一時話題になりました。
えんとつ町のプペル、私も読んでみたよ
私も読んでみたのですが、
細部にまでこだわった圧倒的画力が印象的でした。
絵本の内容としても、オチがちゃんとついていて、
「賛否ある作品」ではなく「万人に受け入れられる作品」だと思います。
『えんとつ町のプペル』は動画もあるよ
西野氏いわく、
「本屋で平済みされている絵本は何十年も変化が無い」とのこと。
例えば以下などが絵本の代表だと思います。
- 100万回生きたねこ
- うさこちゃん
- ぐりとぐら
・・・・・・などなど。
※『100万回生きたねこ』なんかは、大人でも考えさせられる作品ですよね。。
ただ、他の書籍と比べて新陳代謝がないため、
そこへ新たな風を吹かせたかったと西野氏は話す。
でもって、色んなマーケティングを用いて売り込んだんですが、
その中の一つが以下です。
普通であれば無料でコンテンツを公開するとなると、
絵本をわざわざ購入する必要はなくなる筈なので、
この戦略は衝撃的でした。
ですが、西野氏の戦略は以下の様なものでした。
ただ、本屋の「絵本コーナー」はベストセラーな(昔からある)本で埋め尽くされているので、手にとってもらう機会がほとんどない。
なので動画を公開することで、内容に触れてもらい、良さを分かってもらう。
普通の人であれば、内容を知ってもらった本を買おうとはしない(また読みたくなったら、再び動画を観れば良いだけだし)。
ただ、お母さんは違う。
動画で「良いな」と思ったら「子供にも読み聞かせしてあげよう」と思うはずだ。
なので、無料で動画公開しても、購入につながるはずだと。
結果、この戦略は成功した様です。
※また、西野氏は「売り上げ」よりも「認知されること自体」を重視しているようです(具体的には割愛しますが、その背景には深い思いがあるようです)。
でもってユーチューブでも多くの人が、
この絵本を読み聞かせ風にしたものを投稿しています。
「えんとつの町 プペル」の動画はこちら
「えんとつの町 プペル」の読み聞かせ動画は沢山アップされているのですが、
その中でも人気が高いものは以下になります。
※約30分と長編ですが、朗読が素晴らしく、短編映画を見ているようです。
※ただ、ザックリと絵や内容を知りたい方は不向きなので、
後述しているリンク先で無料公開されている絵本をご覧ください。
絵本「えんとつのプペル」の無料公開はこちら
西野氏による「えんとつ町のプペル」の無料公開サイトは以下になります。
ただ無料公開されているコンテンツは縦スクロールなので、
気に入った方は絵本をオススメします。
※絵本は「左ページが文字・右ページが絵」な構成になっています。