今回は「書籍を裁断してくれるサービスを提供する会社」である
『ブックカットジャパン』について記事にしていきたいと思います。
目次
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本を電子化するために必要な『裁断』
前回、紙媒体を電子化する商品「富士通 Snap Scan」を紹介しました。
ですが『Snap Scan』を使用して電子書籍化するにあたって、
以下の様な疑問を持った方もいると思います。
本や雑誌を『Snap Scan』で電子化するには、
本が一枚一枚の「紙」になっていなといけません。
でもって、「紙」にするには大きく分けて以下の方法があります。
- 自分で本・雑誌を千切る
- 自分で裁断機を使て裁断する
- 裁断業者に依頼する(この記事ではブックカットジャパンを紹介)
自分で本・雑誌を千切る:
これは薄い書籍や雑誌で可能な方法です。
きれいに千切るのは難しいですが、費用をかけたくない人や手っ取り早く電子化したい人にはお勧めです。
自分で裁断機を使て裁断する:
「裁断機」というのが売っています。これを使えば、ある程度分厚い本でも裁断できるので、購入したり、レンタルしたりするのも良いかもしれません。
ただ、自分で購入するのはあまりお勧めしません。
大きいので保管も大変だし、かなり重いので保管場所からの出し入れも大変。
値段も高額ですし、裁断するための刃が何らかの理由で劣化したら裁断し辛く、最悪、刃を交換する必要性も出てきます(つまりメンテナンスも大変)。
なので、あまりお勧めしません。
レンタルに関しては、裁断にムラが(当然のことながら)出てくることもありますが、購入するよりはおすすめです。
近所に裁断機をレンタルさせてくれるお店があったので利用したことがあります(一日500円くらいで貸してくれたような)。
ただ、そもそも裁断機をレンタルさせてくれるお店って、少ないです(私が利用していたお店は潰れてしまいまい、そのお店以外にレンタルさせてくれるお店を見たこともありません)。
裁断業者に依頼する(この記事ではブックカットジャパンを紹介):
結局、5年前くらいからは「ブックカットジャパン」という業者を利用しています。
裁断業者なのできれいにカットしてくれますし、だからこそヤフオクとかに出品することも出来たりします(ガタガタな裁断だと、落札者からのクレームが怖くて出品できなかったりしますが、プロが裁断してくれているので安心して出品できます)。
ここから先は、ブックカットジャパンに関して記事にしていきます。
ブックカットジャパンを紹介
5年前からは電子書籍化するあたって、裁断は業者に任せているのは前出したとおり。
裁断業者もネット検索すれば色々あるのですが、
当時はブックカットジャパンが一番リーズナブルだったのと、
出来栄えが良かったのでのが気に入って、
(ヘタに他の業者にして失敗するのが怖いとの思いから)
そのまま使っています。
ただ「裁断業者」や「電子書籍・裁断業者」で検索すると他にも業者が出てくると思うので、比較検討しても良いと思います。
※あくまで裁断業者の一例として、私が利用しているブックカットジャパンを紹介しているだけです。
でもって、ブックカットジャパンに書籍を裁断してもらうための流れは以下の通り。
- ブックカットジャパンホームページより申し込みをする
↓
- 自分で発送用の段ボールを用意して、本を詰める
↓
- 書籍をブックカットジャパン(福岡県)へ発送する
↓
- 裁断してもらった書籍(バラバラになった紙)が戻ってくる。
裁断の値段は「1冊78円」がベーシック
裁断の値段は、裁断する書籍の数や、コースによっていろいろあります。
ですが、一般的には「1冊78円(税別)での裁断」です。
でもって裁断書籍が
「39~59冊」なら全国どこでも発送料800円、
「60冊」以上なら全国どこでも送料無料になるって感じです。
※この送料っていうのは「戻ってくる際の送料」を指します。
※ブックカットジャパンへ送る際の送料は割引対象にはなりません。
まぁ、60冊ってのは普通は有りえないので、私は
「裁断してもらいたい書籍が30冊溜まったら依頼する」
ってパターンが多いです。
また、表紙カバーも裁断してもらう場合、
1枚につき+20円くらい必要だった気がします
(曖昧でスミマセン)。
学割もあるよ
学生の場合は、10%オフの「1冊63円(税別)」で裁断してくれるようです。
※表紙カバー裁断も10%オフなようです。
学生なんだからもう少し安くしてあげても良いような気がしますが、
ちりも積もれば山となる。
学生証などで学生であることを証明できれば割り引いてもらえるようです。
※私も学生に戻って書籍を裁断してもらう機会があれば
「学割プラン」を利用するかもです。
バリューパックプランもあるよ
先ほどの「1冊○○円」という料金プランとは別に、
バリューパックプランというのも用意されています。
バリューパックプランとは以下の通り。
段ボールの大きさによって料金は異なります。
でもって理論上は「小さな文庫本などを大量に裁断してもらうならお得」
になります。
※あるいは小冊子など、とにかく多くを
段ボールに詰めて裁断してもらう際などにお得なプラン。
詳しい段ボール別の料金は以下のブックカットジャパンHPをご参照下さい。
この「バリューパックプラン」を利用するパターンは、
以下の手順で裁断してもらいます。
- まずは書籍を詰めるための専用ダンボールを購入する
↓
- ブックカットジャパンより段ボールが届く
↓
- 専用ダンボールに詰めれるだけ書籍を詰めて発送(着払いなため、送料は無料)
↓
- 裁断された書籍が戻ってくる(送料は無料)
ポイントは「先に段ボールを購入する」って点です。
最近は「新バリューパックプラン」も登場
数か月前より「新バリューパックプラン」なるものが登場しました。
通常のバリューパックプランとの違いは以下の通り。
つまり「1箱○○円」という料金設定は同じなのですが、段ボールを「自分で用意するかどうか」が異なる点です。
自分で段ボールを用意するだけで1000円くらい料金が異なります。
※個人的には、1度バリューパックプランを利用して、返ってきた書籍が詰められた段ボールを、今度裁断する際に「新バリューパックプラン」として再利用するってのが良いのではと感じます。
今回もブックカットジャパンを利用しました
今回も、引越しするにあたってブックカットジャパンを利用して裁断してもらいました。
以下は、裁断されて戻ってきた書籍。
バラバラになった紙が、本ごとにゴムでまとめられています。
※表紙カバーは、まとめてビニール袋に包装されています。
裁断したものは、捨てずにヤフオクで売りましょう
裁断してバラバラになった書籍は、「Snap Scan」なんかのスキャン機器を使ってデジタル化します。
関連記事⇒『「富士通 Scan Snap」で高速スキャン! | 電子書籍を作ったよ♪』
※ちなみに、「ブックカットジャパンは、裁断した書籍をデジタル化までしてくれないのか?」ってな質問があるのですが、ブックカットジャパンはあくまで『裁断だけしてくれる業者』です。
でもって、デジタル化し終わった「裁断済み書籍」は、ブックオフなんかの古本屋では(当たり前ですが)買い取ってくれません。
ただ、「電子書籍に興味がある人で、Snap Scanなんかのスキャン機器を持っている人」には需要があります。
なので捨てるのは勿体ない。
ヤフオクで売りましょう。
※もちろん、定価が2000円程度の物なら、時間などの手間を考えると捨てたほうが良いですが、5000円とか1万円とかする医学書ならヤフオクで売るのをオススメします。
私が良くやる手法としては、以下になります。
発売されて間もない医学書なので、知名度のある著者の物であれば、定価の6~7割の値段で売れます。
※つまり、(凄く適当な計算ですが)電子書籍を、定価の6~7割引で手に入れたのと同じ計算になります。
※もちろん、ヤフオクで裁断済商品を購入してスキャンして、それを元値で売れば、(送料などを省いた、凄く適当な計算ですが)0円で電子書籍を手に入れた計算になります。
少し脱線しましたが、もし裁断して書籍が不要になったら、ヤフオクに売ることも検討してみましょう。
※ちなみに、ヤフオクに出品していると稀に「裁断書籍だけでなく、PDF(電子書籍)ももらえないか」といった問い合わせがあるのですが、それをすると違法(勝手に電子化して販売していること)になるのでご注意を。
かなり書籍・資料が整理できました
引っ越しに伴い、実家に荷物の大移動をしたのですが、
その前にSnap Scanを利用して紙媒体を大幅に整理したため、
かなり荷物が減りました。
関連記事
⇒『「富士通 Scan Snap」で高速スキャン! | 電子書籍を作ったよ♪』
これからも引っ越し作業を着々と進めていきたいと思います!!