東洋医学臨床論(2:鍼灸版)(全542問)
理学的検査所見と局所治療穴との組合せで適切でないのはどれか(14回)
解答:3
- 1.膝の外反ストレステスト陽性一曲泉
- 2.チェアテスト陽性―曲池
- 3.ファレンテスト陽性―陽池
- 4.パトリックテスト陽性―環跳
解説:
- 「1:膝の外反ストレステスト陽性一曲泉」は内側側副靭帯の牽引痛あるいは外側半月板損傷をみることができ、内側の痛みであれば、側副靭帯と関連する。
- 「2:チェアテスト陽性―曲池」はテニス肘を鑑別するためのテストであり、曲池は適切な治療部位の一つである。
- 「3:ファレンテスト陽性―陽池」は手根管症候群を鑑別するためのテストである。しかし、狭窄部位は陽池(手背)ではなく大陵から手掌(手根管)部であることから関連がない。これが答えである。
- 「4:パトリックテスト陽性―環跳」は股関節部の疾患の有無をみるものであり、環跳は適切な治療部位の1つである。