東洋医学臨床論(全570問) 次の文で示す経脈病証に対して原穴に施術する場合、最も適切なのはどれか(30回) 48歳の女性。手掌がほてり、しびれもある。腋窩の腫れや季肋部のつかえ、胸痛も感じる。 大陵 太淵 合谷 陽池 前の問題 次の問題 解答:1 1.大陵 2.太淵 3.合谷 4.陽池 解説: 選択肢の中で、手部掌側を通るのは以下になる。 「1:大陵」を有する厥陰心包経。 「2:太淵」を有する太陰肺経。 「3:合谷」を有する陽明大腸経、「4:陽池」を有する少陽三焦経は手部背側を通るので誤り。 厥陰心包経の「手部掌側の正中を通る」「季肋部・腋窩を通る」という特徴から、「1:大陵」が正解。 ※選択肢におけるどの経穴も、各経脈の原穴。 心包経の経脈病証には、手掌が熱する、上肢がひきつる、腋が腫れる、胸脇がつかえる、心悸、面紅、目黄、笑い続けるなどの病態があり、症例にある症状が含まれ、またその症状が心包経の流注にあることから心包経の経脈病証と考えられる。 関連記事⇒『【一覧表】原穴・募穴・背部兪穴・井穴・滎穴・兪穴・経穴・ 合穴・絡穴・郄穴を総まとめ!』 前の問題 次の問題 マッサージ専門科目 - 東洋医学臨床論 第30回あまし test