この記事では、厚生労働省が推奨する「塩分制限の基準」と「野菜摂取量の基準」について解説していきます。
塩分制限の目安
「減塩をしたほうが良い」っというのは当たり前すぎる事実です。
現代と比較し、昔は栄養バランスの良い食事が出来ていたと思いますが、「塩分」に関してはその限りではありません。
お味噌汁にお漬物。
美味しいですが、塩分過多になり易く、今でも医師より注意を受けている高齢者は非常に多い。
もちろん現代においても「塩分過多になりやすい」のは変わりなく、注意が必要と言えるでしょう。
そんな塩分制限で、厚生労働省が推奨する量は以下の通り。
- 男性8g未満
- 女性7g未満
ピンときますでしょうか。
ラーメン一杯を、スープ半分残して食べても、それだけで4g程度あると言われているので、かなり厳しい基準と言えるでしょう。
ただし、曖昧な健康情報が蔓延する中、「塩分が体に悪い」「塩分を摂取しないほど体に良い」っというのは世界共通の認識です。
なるべく「出汁」や「薬味」などを工夫しつつ、食材本来の味を楽しむことで、塩分を制限するよう心がけましょう。
1日の野菜摂取量
次に野菜の摂取量。
一概に「野菜」っと言ってもいろいろありますが、この記事ではザックリと「野菜の摂取量」としてお話しします。
厚労省策定の「健康21」では1日当たり350gの野菜を取ることを勧めています。
ちなみに、日本人の平均野菜摂取量は300gに満たないと言われています。
私も含めて、かなり意識して野菜摂取したほうが良さそうです。
目安としては、コンビの野菜サラダ1パックが生野菜にして100~120gなので、(生野菜だけで目標値に到達しようとすると)朝昼晩の3食に各1パックずつ食べてようやく基準値に到達する計算に。。
昔は各家で野菜を育てるのが当たり前の時代でしたから余裕だったんでしょうが、現代では(地域によっては)かなり辛いですね。
重複しますが、一括りに「野菜」としてしまう点には疑問が残ります。
残りますが、分かりやすい基準ではあるので、まずは「野菜の質」よりも「野菜の量」をクリアしましょう。
その後に、「どの野菜が不足しがちか」を考えるように。
野菜の重要性については以下の記事でも解説しているので、合わせて観覧していただきたいと思います。