2022年3月、無事に国家試験に合格し、学校も卒業することが出来た。
そして同年5月、実家を拠点に訪問マッサージをスタートさせた。
その売り上げ結果報告は以下の記事に記載しているので合わせて観覧してみて欲しい。
⇒『【令和4年売上】卒業後、訪問マッサージを12月まで頑張った結果!』
この記事は上記の続き、つまりは『2024年の売り上げ結果報告』となる。
弥生会計ソフトで作成した「2023年~2024年の利益・売上・経費をグラフ化したもの」も添付しているので合わせて観覧してみて欲しい。
私の事業報告は今回で最後にするが、「マッサージ学校を卒業して努力したら、これぐらい稼げる可能性もある」という希望を持つことに少しでも寄与できれば幸いだ。
令和5年度:訪問マッサージ結果報告!
令和5年の訪問マッサージ売り上げは以下になる。
- 1月 : 74万円台
- 2月 : 81万円台
- 3月 : 94万円台
- 4月 : 95万円台
- 5月 :101万円台
- 6月 :115万円台
- 7月 :122万円台
- 8月 :134万円台
- 9月 :130万円台
- 10月:140万円台
- 11月:130万円台
- 12月:122万円台
1年間の売上:1340万円以上
以下は、昨日にeTaxで確定申告した書類となる。
売上・経費・利益をグラフ化
帳簿は「弥生の青色申告」で管理しており、自身のビジネス成果をグラフ化できるので、令和5年1月~令和6年1月までを「売上:青色」「経費:オレンジ色」「利益:折れ線」でグラフ化してみた。
節税のため、2023年からは経営セーフティ共済(毎月20万円)に加入し損金算入している。でもって2024年度分も11月に前納(240万円)しているので、11月の費用(オレンジ色)が突出している。
開業してからの「1年8か月」をグラフ化
訪問マッサージを開始した2023年6月から現在までをグラフ化したのが以下となる。
ひたすら事業拡大に注力してきた甲斐もあり、順調に推移している。
2023年の活動報告に関しては以下に掲載しているので合わせて観覧してほしい。
⇒『【令和4年売上】卒業後、訪問マッサージを12月まで頑張った結果を発表』
今後の目標
開業してここまで「売上を伸ばす」ということには成功した。
しかし「医療保険を用いた訪問マッサージ事業で稼ぐことのできる限界」に達したため、今後は「この売り上げを、どれだけ保ち続けるか」というのが課題となる。
今までは「ガンガン売り上げを伸ばすぞ!!」という前向きな課題だったためモチベーションを保ちやすかったが、
「売上キープが課題」というのは後ろ向きでモチベーションが保ちにくい。。
また、社会保障財源がひっ迫していることから、「医療保険を用いた訪問マッサージ事業で稼ぐことのできる売上の限界」は(徐々にではあるが)必然的に少なくなってくると考える。
そのため、いずれかの時点で「売上」をモチベーションにするのではなく、以下に着目しつつ、マイペースに事業を行っていく方向にシフトしていくつもりだ。
- 他者貢献(今まで以上に「相手に喜んでもらうこと」へ着目する)
- 健康へ配慮した生活
- プライベートの充実
- 労働型収入から半分脱却する
ちなみに、事務員や施術者を雇い事業を拡大するつもりは無い。
「自分自身だけで達成できる事業範囲でどこまで出来るか」に挑戦することが好きなのだ。
他人という不確定要素が入ってくると(成功するにしても失敗するにしても)将来が見通しにくなりメンタルに悪いし、最悪の事態(売上不振、突然の辞職など)が生じた際のストレスを考えると、一人で事業を展開するほうが気ままで良い。
訪問マッサージで売上アップするために誰でもできること
最後に、訪問マッサージの売上アップで「誰でも実践すれば再現性が出る売上アップのコツ」を掲載して終わりにする。
具体的には以下の通り。
- 移動には(車ではなく)
- 土日・早朝・夜間・昼休みも関係なく稼働
- 祝・盆正月関係なし
移動にはバイクを使用する
バイクを利用すると渋滞を回避することが出来るため、1日に回れる最大訪問数は車よりも多くなる。また、渋滞により精神的にイライラすることもなくなる。駐車場のない自宅にも訪問することが出来る。
一方で、冬の日は寒いし、夏の日は汗だくになるし、雨の日は憂鬱だ。これを嫌って、地方都市でバイクを利用する事業者は非常に少ない。頭では「圧倒的に稼ぎたい」と思ってはいても、「快適さ」の誘惑に負けてしまう人が殆どなため、バイクを使用していること自体が非常に強みとなる。
土日、早朝・夜間・昼休み関係なし
一人で開業している場合、ある程度軌道に乗ってきて時間枠が埋まってくると、新規患者さんが希望する枠が埋まってしまって、泣く泣く利用を断るケースも出来ててしまう。
しかし土日も稼働させれば、利用者を断るケースは減らすことが出来る。
同様に早朝・夜間・昼休みも稼働すれば1日に訪問できる人数を増やすことが出来る。早朝・夜間・昼食時は不人気な時間帯だが、一定の需要もあるため、ニーズがある曜日だけでも頑張って働こう(私の場合は週2回、7時20分から施術を開始している曜日がある。夜間は週3回、18時から施術を開始している曜日がある)。
従業員に上記をさせたらブラック企業となってしまうが、自分自身が頑張る分には問題ない。
祝日・盆正月関係なし
祝日・盆・正月も休まず働けば、(当たり前だが)売上は増える。
もちろん「上記は休みたい」という患者宅に強引に訪問するわけではないが、「上記に来てもらえるとは思っていなかった!うれしい」と喜んでくれる患者も多数いる。
※私は開業1・2・3か月位は時間枠がスカスカだったので「休まず働けるのは有難い」というマインドで2年目を突っ走ることが出来た。この様に思えるうちはガンガン稼いだほうが良いと思う。
ただ、上記を達成するには「施術が好きである」「他者に喜んでもらうのが好きである」という性格が必要かもしれない。
ただ売上のためだけに上記に挑戦しても長くは続かないだろうから・・
終わりに
今回は、2023年に訪問マッサージを開業して、2024年に出せた成果を報告してきた。
「あん摩マッサージ指圧師の資格を持っていたら、開業2年目で1400万円の売上を出すことも可能である」という夢を示せたのではと思う。
この記事を最後に収益発表は辞めにしてして、次のステージ(売上至上主義とは別のステージ)に挑戦していきたい。