2022年3月25日に「第30回あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師国家試験の結果」が発表されて、その2日後、合格通知書も無事に届きました!
合格通知書が届くまで
合格通知書は、以下のハガキとして送られてきます。
でもって、今回の「試験から合格通知書が届くまで」の時系列は以下となります。
- 2月26日(土):あん摩マッサージ指圧師国家試験
- 3月25日(金):合格者速報が
- 3月27日(日):合格通知書が届く
合格発表後、どの位経過して合格通知書が届くのか分かっていませんでしたが、殆ど間を置かずして届くのですね。。
今後の手続きとしては、受験前に学校でもらった「書類一式」を東洋療法研修試験財団へ郵送することで、名簿登録され、免許証が送られてくるという流れになります。
これにて、次のフェーズへ移行を更に加速できそうです!
国家試験に関する諸々のデータ
「第30回あん摩マッサージ指圧師、はり師及びきゅう師国家試験」に関する諸々のデータも公表されたので、ここに記載しておきます。
~参考文献:厚生労働省の「各資格の合格発表」~
受験者数
- あん摩マサージ指圧師:1,278人
- はり師:3,982人
- きゅう師:3,892人
規制緩和の影響からか、はり師・きゅう師の受験者は、あまし師の3倍以上となっています。
ちなみに鍼灸師と同様に規制緩和で学校が乱立している資格に柔整師・PT・OTが挙げられ、それら受験者数は以下の通り。
- 柔道整復師:4,359人(合格率62.9%)
- 理学療法士:12,685人(合格率79.6%)
- 作業療法士:5,723人(合格率80.5%)
鍼灸師より柔整師のほうが受験者数が若干多いようです。そして柔整師よりOTのほうが更に若干多い。そしてPTは柔整師の3倍!!あまし師の10倍!!です。一瞬、ひとケタ数字を間違えたかと思いました。PTの希少価値が、今後も益々低下していくことは間違いなさそうです。
※ちなみに、柔道整復師は受験者数は多いものの、合格率は他資格に比べてダントツに低いのも特徴で、『合格者数』は2,740人と鍼灸師よりも低いです。
合格率
- あん摩マサージ指圧師:84.7%
- はり師:74.2%
- きゅう師:76.1%
あん摩マッサージ指圧師の合格率は高いですね。
国家試験の過去問を解く限りにおいても、共通科目における難易度も違っていました。なので「あまし試験は合格したが、鍼灸試験は不合格だった」という人もチラホラいても不思議ではありません。
僕自身も、東洋医学は苦手なので、鍼灸試験を受けていたら不合格だったかもしれませんね。
採点除外の対象となった問題
採点除外の対象となった問題(不適切問題)も公表されました。
最後に、これら不適切問題を記載して終わりにします。
第30回あまし不適切問題
1.東京都知事
2.大田区長
3.神奈川県知事
4.川崎市長
全選択肢を正解とする。理由は「設問に不備があるため」とのこと。
第30回はり及びきゅう不適切問題
急性骨髄性白血病について正しいのはどれか。
1.末梢血で白血球裂孔がみられる。
2.中枢神経障害がみられる。
3.小児が多い。
4.血液凝固系は保たれる。
全選択肢を正解とする。理由は「選択肢に不備があるため」とのこと。
第30回はり及びきゅう不適切問題
1.肩関節脱臼 ―肩甲上神経
2.橈骨頭脱臼 ―橈骨神経
3.股関節脱臼 ―大腿神経
4.膝関節脱臼 ―総腓骨神経
「選択肢2・4」を正解とする。
追記
3月25日に合格通知書が届き、その日のうちに必要書類を協会に提出しました。
その中に「登録済証明書の返信用はがき」があり、これに切手を貼って提出すると「免許証の代わり」として機能します。
東京在中、最速で提出して4月5日に証明書が送られてきました。
有効期限は2カ月。その間に、免許証が届くと思われます。
念のための、報告となります。
」
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以下の記事では、第30回(2022年)鍼灸あん摩マサージ指圧師に関して、学校別合格者数も含めて詳細なデータを記載している。
興味がある方は、合わせて観覧しててほしい。