この記事では、コロナウィルスによる自粛中に、不安でメンタルを壊さないための方法として「今、この時点に没頭することの重要性」について記事にしていく。
コロナにより全ての学生が不安を抱いている
コロナウィルスで外出自粛を余儀なくされて2カ月が経過した。
本来であれば4月から始業のはずが、コロナウィルスにより6月始業に。
私はアルバイト(訪問リハビリ)が息抜きとなっているが、それ以外は基本的に自宅で過ごす。
町を見渡せば、飲食店は閉店(あるいは開店していても閑散としているし)109など殆どのショッピングセンターは閉鎖されているため、人々が外出する動機も全くないため人気が無い。
普段の長期休暇であれば実家へ帰省したり、友人と遊んだりするのだが、この状況ではそれも出来ない。
もしも、アルバイトをしていなければ自宅へ引きこもりっぱなしで人との接点が無くなってしまうのでゾッとする。
学生の中には、(お店の休業に伴い)アルバイトが出来なくなったり、自宅で悶々とした気持ちになりながら、ひたすら授業の予習・復習をしていることだろう。
もしかすると、あん摩マッサージ指圧師の将来に対して不安を感じている人もいるかもしれない。
先ほど「訪問リハビリのアルバイトをしている」と記載したが、他のアルバイト先である「リラクゼーションサロン」は5月からの緊急事態宣言を受けて休業状態となっている。
6月からは再開予定だが、客足が100%戻るかは未知数。
更には「将来、再びコロナウィルスが猛威を振るって休業状態になる可能性」を考えると完全歩合(会社の保証が得られない業務形態の多い)なリラクゼーションサロンで働き続けることへの不安は大きいのではないだろうか?
整体院も同様に休業状態になっているお店が多い一方で、接骨院は(客足は遠のいているもののの)休業せず細々と営業しているお店が多いが、経営状態は明らかに悪くなっているだろうし、今後の客足回復も未知数。
そんな「長期の活動自粛状態における将来の不安」は慢性的なストレスとなり、皆が思っている以上に心身へ悪影響を及ぼしてしまうと思われる。
慢性的なストレス刺激による悪影響
「不安」という精神的ストレス刺激は、脳内のストレスホルンを活性化させるとともに、自律神経(内臓をコントロールするための神経)が乱れを招いてしまう。
※もちろん、外出自粛による生活不活発も、ストレスホルモン、脳内伝達物質(セロトニン・ドーパミンなど)を乱す要因となる。
これにより、以下などのストレス反応が身体に現れる。
- 胃が痛くなる
- 便秘・下痢
- 心血管の不調(急な動悸、高血圧など)
- 免疫細胞(白血球)の働きが落ちてしまってしまう(免疫が下がる)
また、例えば脳の「海馬(記憶や感情の形成にかかわっていることで有名な領域)はストレスにさらされ続けることで抑制がかかるとも言われている。また、破壊され、物忘れが激しくなる、抑うつ傾向につながる要因になるなどともいわれている。
つまり、長期的なストレスは身体にも精神にも悪影響を与えてしまうということだ。
ここから先は、人間が持っている「記憶力」「想像力」にフォーカスして解説して、これら心身不調を抑制する方法を提示していく。
私たちは、過去(記憶)や未来(想像)ばかりに目を向けている
皆さんは普段生活している中で、過去(記憶)や未来(想像)ばかりに目を向けている。
ある研究によると、私たちは生活時間における45%をも過去 or 未来へ思いをはせることに割いていることが分かっている。
皆も、以下の様な想像を、気が付くとしていることは多いのではないだろうか?
昨日怒られた嫌なことや昔やった失敗(過去のこと=記憶)
昨日怒られたから明日あの人と会うの嫌だなとか将来自分はどうなってしまうのだろう(未来のこと=想像)
※特に今のコロナ状況においては未来のことに目を向ける時間が増えているかもしれない。
そして「過去や未来のネガティブな要素に目を向けている状態」は、人間の心にとって大きなストレスとなることが分かっている。
「来月学校は再開するのだろうか?」「そういえば、あの時○○しておけば良かったな・・」「将来は、ちゃんと就職して生きていけるのだろうか?」などなどと、『心が過去や未来に迷走している状態』をマインドワンダリングと呼び、マインドワンダダリングを断ち切ることが、ストレス刺激から解放され健康を手に入れる重要となってくる。
それでは、マインドワンダリングを断ち切るにはどうすればよいのだろう。
その鍵は「今を感じること」である。
過去や未来のことではなく、
今この時、
この瞬間の自分の行動、
自分の考え方に焦点を当てること
これがマインドワンダリングを断ち切る鍵であり「満ち溢れた今にする」という意味で『マインドフルネス』と呼ぶ。
「今、この瞬間」に焦点を当てよう!
マインドワンダリング(ネガティブな過去や未来に目が向き迷走している状態)を断ち切り、マインドフルネスを手に入れることが、今の私たちに重要なことになる。
そして、マインドフルネスの本格的な方法としては「座禅」や「瞑想」が推奨されており、これらはグーグルをはじめとした企業や米国の一部の小学校から刑務所内まで幅広く実践されているのだが習得するまでに時間がかかる。
そこで、もっと簡便にマインドフルネスにに極めて近い状態を作るという意味で以下がおススメである。
何か趣味でも何でも良いので『没頭すること』
どうせ没頭するなら、副業やスキル習得や読書といった生産性を高めるモノがおススメではあるが、そういうものが無かったらマンガ・動画・ゲームなどでも構わない(コロナで精神を病まないための応急処置として)。
とにかく「何かに無心で取り組める時間」を大切にすることだ。
そのことが結果として、マインドワンダリングを断ち切ったマインドフルネスの状態を作り出してくれるのだ。
ちなみにホリエモンは以下のように言っており「今ここに集中することの重要性」を解いている。
「必ず上手くいく」と思い込む、堀江流のマインドセット(思考様式)を明かしておこう。それは「今、ここ」に集中することだ。
「過去」でも「未来」でもなく「今、ここ」の瞬間の心と体に意識を向ける・・。そんな「マインドフルネス」的な意味での「今、ここ」だ。
実際にやっていただくと分かるが「今、ここ」に意識を集中させると、否定的な想念は非常に起こりにくい。
なぜなら、過去の「嫌な出来事」や、未来に訪れるかもしれない「不安」「心配」など、ネガティブな要素が心の中に入り込みようがないからだ。そして凧のように静かな精神状態になると、「必ず上手くいく」と思い込むことはたやすくなる。
たとえ、そのときのあなたの状態が、客観的に見て「不幸そのもの」だったとしよう。そんな状態のときでさえ、「今、ここ」に集中すれば、あなたの心は自由だし、決して不幸なんかじゃない。
極端な例だが、僕が逮捕されたり服役を余儀なくされたりといった一連の騒動を思い出していてほしい。日本中の多くの人は報道を見て「ホリエモン、もう終わりだな」などと好き勝手な感想を抱いたことだろう。でも、そんな渦中にあるときでさえ、僕は「今、ここ」に集中していた。だから、刑務所の中から有料メルマガを発行して多くの方にメッセージを発信したり、出所直後から著作を出し続けたり「アウトプットする人生」を諦めずにすんだのだ。
~『好きなことだけで生きていく。 (ポプラ新書)』より引用~
オススメ書籍
おススメ書籍としては以下がある
CDブックなので、聞くだけでOK!
アマゾンでも高評価なので興味がある人は、今だからこそ試してみるのも良いかもしれない。