お気に入りの「認知バイアス」を紹介

まとめ一覧

この記事では『認知バイアス』の中で、(私が戒めにしていたり、応用していたりする)お気に入りなものを厳選紹介していく。

 

目次

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認知バイアスとは

 

お気に入りの認知バイアスを紹介する前に、認知バイアスとは何かについて解説しておく。

 

認知バイアスとは以下を指す。

物事の判断が、直感やこれまでの経験にもとづく先入観によって非合理的になる心理現象

 

認知バイアスは、行動経済学とも密接にリンクしている。

 

従って認知バイアスは、以下にも応用可能である。

  • 自身の行動(勉強をする・仕事をする・自己研鑽をするなど)に応用。
  • 自身の精神状態・モチベーションを良い方向へ誘導するために応用。
  • 騙されにくくなる。
  • 「他人の行動が本質」が理解しやすくなる。

 

インパクトバイアス

 

インパクトバイアスは以下を指す。

 

ある出来事が起きたときのことを想像して、出来事が起きた後のことを実際よりもずっと良く、あるいはずっと悪く予測すること。

 

私たちは、たとえ経験していないことでも想像してみることは可能である。

例えば、以下のような事を想像してしまいがちだということだ。

  • 宝くじで1000万円当たれば、お金に対する執着は消えるはず。
  • 田舎暮らしからオサラバし、都会生活をすればバラ色の人生が待っている。
  • ○○資格さえ保有すれば、人生はきっと好転する。
  • 結婚さえすれば、幸せになるに違いない。

 

では、実際にその出来事が起きたとき、その心理状態は、出来事が起きる前に予測していた通りに(ずっと良く)変化するのだろうか。

 

実は、出来事が現実のものとなったとき、それがたとえポジティブな出来事であっても、人は「こんなものか、思い描いていたのと違う」と感じることが報告されている。

 

つまり、夢が叶っても実はそれほど達成感はなく、その後長くもたらされるであろうと思っていた幸福感は、時間が経つにつれ以前と同じ程度になることが分かっている。

 

また、出来事がネガティブであっても、ポジティブの場合と同様、ずっと嘆き悲しみながら暮らすことになると思っていた絶望感は、時間が経つにつれ、「こんなものかな」と思えてくると言われている。

 

日常生活への応用

 

日本にも「 「待つのが祭り(まつのがまつり) 」という諺があり、意味は以下の通り。

祭りの当日より、それを心待ちにしている時間のほうが幸せを感じる。

 

私たちは、「ワクワクと物事を計画しているとき」が(実際に遂行するときよりも)幸せを感じやすいのは、何となく理解してもらえるのではないだろうか?

 

そんなインパクトバイアスを知っていることで以下の応用が可能である。

  • しっかりと夢を追いながらも、その夢に過剰な期待を持ちすぎない。また、今現在の環境にも幸せを見出してみる。
  • 今過剰に(お金・時間を)投資して行動している内容が、(インパクトバイアスという色眼鏡を外して)正しい選択なのかを、常に問いただしてみる。
  • 「夢を追いながらも、常に別の夢も用意しておくこと」は、人生に幸福感を与え続ける。「○○を達成すればOK」というマインドではなく「常に挑戦し続けること」が幸せを生む。

 

心理的制約

 

「課題を解決するうえで妨げになる無意識的なとらわれ」を心理的制約と呼ぶ。

 

この心理的制約の緩和、つまり発想の転換をしない限り、回答者はいつまでも箱の内側に留まり続けて手詰まり状態に陥ってしまう。

 

箱の外へ飛び出すために

 

固定概念にとらわれず、発想の転換に至るような閃き」に至るまでのプロセスには以下の4段階があるとされている。

  1. 準備
  2. 孵化(ふか)
  3. 啓示
  4. 検証

 

準備

準備の段階では、人は問題解決に集中し、挑戦と失敗を繰り返す。

しかし、正解への道筋が得られず、手詰まりに陥る。

 

孵化

次に訪れるのが孵化の段階である。

この段階にある人はボンヤリしたり別の簡単な作業を始めたりするため、はた目には問題を解くための努力が放棄されてたように見えるかもしれない。

しかしこの間、実は無意識的な努力は継続されている。

 

啓示

そして啓示の段階において、ひらめきが訪れる。

この段階の人には、ある瞬間に「唐突に正解を思いついた」ように感じられ、それは驚きや感動を伴うことがある(アハ体験と呼ばれる)。

 

検証

最後の検証は、思いついたアイデアを試し、その有効性を確かめる段階である。

閃いたときは「凄いアイデアだ」と思っても、実際に試してみたら(あるいは試す前段階で)イマイチだったということも多い。

閃いたアイデアを検証することで、現実に耐えうるアイデアのみが残ることとなる。

 

これら4つの段階は、それぞれ独立して起こるものではなく、お互いに作用しあっている。孵化を経て啓示に至るのは、準備の段階で問題に集中して取り組み、問題の基本的構造を理解したからこそである。

 

さまざまな歴史的発見においても、この孵化段階の重要性についてはよく示されている(例えば、ニュートンがボーっとしていた際、リンゴが木から落ちるのを見て「万有引力の法則」を閃いたなど)。

 

仕事の流れの中に「作業に集中する時間(or 期間)」と「作業を中断する時間(or 期間)」を組み込むことにより、孵化段階がもたらす効果を意図的に引き起こすことは重要である。

 

 

「施術学校の学生」が知っておくべき認知バイアスまとめ

 

 

 

 

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