皆さんは、スキンケアをしてますか?
世の中には多くのスキンケアグッズがありますし、CMもバンバン流れてます。
特に女性の中には、化粧水・クリーム・美容液・保湿液・乳液・パックなどなど高価なグッズを揃えていることも多々あります。
ただ、こういう高額商品は必要なく、低額商品で十分だというエビデンスが出ています。
「高額商品はダメ」って言ってるわけじゃなく、「高額商品にする意味が無い」ってこと。
高額商品は、お金をかけている場所が違うから。
高額商品は容器や香りとか、広告費にお金をかけていて、それが上乗せしてるだけ。
それでは、スキンケアに必要なグッズは何でしょう。
答えは以下です。
- 日焼け止め
- 保湿剤(ワセリン)
今回は、スキンケアに必要な知識について解説していきたいと思います。
目次
スキンケアは「身体に元々備わっている機能」を助けてあげること
先ほども記載したとおり、肌を良い状態に保ちたいなら「日焼け止め」と「保湿剤」で十分ということになります。
これはアメリカ皮膚学会とJCIの2012年の論文のを基にした結論です。
もともと人間の体にはターンオーバー(組織が入れ替わる)機能が備わっています。
従って、なので余計なことはしないで、この「ターンオーバー機能」を助けてあげるだけで十分効果があるのです。
それでは、ここからは「どんな日焼け止め、保湿剤がオススメなのか」という選び方の解説をしていきます。
保湿剤の選び方
乾燥を防ぐために保湿剤を塗ることは、スキンケアとして重要です。
これは「高価なものを使用しましょう」っというわけではなく、油をつかって皮膚に膜を作って保護してあげればOKです。
オイルをつけると「肌に合う」「合わない」が出てくるので(オイルの種類を変えるのも良いですが)ワセリンがオススメ。
ワセリンは子供の肌にも塗れるくらいなので、肌のトラブルを起こすこと稀だとは思います(よっぽど質の悪いワセリンを使用していなければ)。
ここでは、オススメなワセリンとして以下を紹介しておきます。
冒頭でも記載しましたが、化粧水・クリーム・美容液・保湿液・乳液・パックなどなど高価なグッズを揃える必要はありません。
厳密には「高額商品はダメ」って言ってるわけじゃなく、「高額商品にする意味が無い」ってこと。
これがアメリカ皮膚科学会の結論です。
よく「肌に潤いを浸透させる」などと表現されますが、(これも重複しますが)スキンケアの基本は「人間の持つターンオーバー機能を助けるべく、皮膚を保湿剤で保護してあげる」でOKです。
ちなみに余談ですが、以下のグループで、どれが一番効果的なスキンケアになったかを比較した実験があります。
- 化粧水だけを塗るグループ
- クリームを塗るグループ
- 化粧水とクリーム
結果は「2と3で効果の違いは無かった」です。
1(化粧水だけを塗ったグループ)は1・2時間で蒸発するのでダメとして、2・3は同じだった。
クリーム後の化粧水でもOKっということは、化粧水の効果はいかほどのものか疑問に思うってしまいます。
「日焼け止め」の選び方
次に「日焼け止めの選び方」です。
「紫外線による皮膚へのダメージ」を予防するのもスキンケアとして重要。
日焼け止めでオススメは、以下の3条件を満たしている商品です。
- 高域スペクトル機能(色んな波長を吸収してくれる機能)
- SPFが30以上なもの
- 防水仕様なものを(汗でクリームが落ちるのを防ぐため)
でもって、これらの条件を満たす商品としては以下などがあります。
※アマゾンは「Badger バジャー スポーツ用日焼け止め SPF35 無香料 87ml【海外直送品】【並行輸入品】」も参照。
ただし、少しお高いです。
なので、高域スペクトル機能を有していなくても、SPF30以上、防水機能を有した商品でも構わないと思います(ここでは言及していませんが、PAも高いに越したことはないかもです)。
「高価な日焼け止め」だと、(意識的あるいは無意識に)ケチってしまう可能性もデメリットです。
日焼け止めを塗る際のポイントは「こまめな塗りなおし」が重要なので。
先ほどの「日焼け止めの選び方」では防水仕様なものをオススメしましたが、それでも「小まめな塗り直し」は必要です。
具体的には「2時間おきの塗りなおし」が重要。
折角塗っても部分的にクリームが落ちてしまったらムラが出来てそこだけ焼けてしまうので、これは覚えておいてくださいね。
そうなると、「高価な商品をケチりながら塗る」より「最低限の条件を満たしている商品(であれば安くても良い)」を出し惜しみなく日常使いするほうが、圧倒的にスキンケアとして機能します。
高域スペクトル機能が無くて、他の条件がそろっているものとしては以下などが挙げられます。
先ほど紹介した商品よりは安いですが、圧倒的に安いものとなると余計な不純物が配合されていたり(ヒアルロン酸とか)、防水で無かったりしますので。
他にもご自身で探してみることをオススメします(重複しますが、ケチってしまっては意味が無いので)。
日焼け止めは外出30分前に塗っておく
先ほど、日焼け止めを使う際のポイントとして「2時間おきに塗りなおすこと」を解説しましたが、もう一つ大切なことが「外出30分前に塗っておく」です。
これは知らない人が結構多い。
外出する直前になって「さあ、日焼け止めだ!」って塗ってませんか?
ですが、これでは効果半減。
日焼け止めが肌の上でしっかり密着するのにかかる時間は30分と言われています。
せっかく日焼け止め塗るなら、外出30分前に塗り、効果を最大限引き出しましょう!
スキンケアではなく「治療」を求めている方へ
スキンケアの基本は「日焼け止め」「保湿剤」です。
しかし、肌のトラブルを“治療”したい場合は、この限りではありません。
このケースでは「市販商品」を買うのではなく、「医薬品」を提供している皮膚科を受診するのが一番効率的な方法です。
間接的なスキンケアの重要性
ここでは、直接肌をケアする方法として「保湿剤」「日焼け止め」を紹介しました(それ以外は無意味だと紹介しました)。
ですが、直接的なケアだけがスキンケアではありません。
でもって間接的なスキンケアとして以下なども重要です。
- 規則正しい生活
- バランスの良い食事
- 禁煙
- ストレス対策
これらも、(身体に備わっている)ターンオーバー機能を高めるために、凄く大切なことなのです。
遺伝子レベルで肌質が決まっている人も多い
実は、肌質も含めて遺伝子レベルで決まっていることは多いです。
なので、「同じケアをしているのに、○○さんより肌質が悪い」っというのは(当然ですが)有りえます。
「あの人は若々しい。いつまでも若々しくいることの秘訣は何だろう」
そう思うことはありませんか?
ですが、人間の身体は「遺伝子で決められている部分も多い」っという点にも注意が必要です。
同じ手入れをしていても「肌が荒れやすい人」「日焼けしやすい人」「しみになりやすい人」などで結果は様々です。
なので、綺麗な女優さん、肌質のきれいな人を見て「同じことを実践すれば、同じ肌質になれる」っというのは間違いです。
もともと遺伝子的な理由で肌がキレイな可能性も高い。
こういう人々がCMに出演していたり、インタビューで高額商品の紹介、独自のスキンケアを説明していると「なるほど!知らなかった!実践しよう!」っと思いがちです。
ですが、もともと肌質が良いだけな可能性があるので注意しましょう。
重複しますが、エビデンスがあるスキンケアとしては「日焼け止め」と「保湿剤」です。
これがアメリカ皮膚科学会の結論です。
高価なスキンケア商品に手を出すくらいなら、余ったお金を「生活習慣への投資」へ回す。
それだけでも肌質はグッとよくなると思います。