この記事では、「手の厥陰心包経」の経穴である『労宮(ろうきゅう:PC8)』について解説している。
『労宮(ろうきゅう)』の概要
『労宮』の概要は以下になる。
部位
- 手掌
- 第2・第3中手骨間
- 中手指節関節の近位陥凹部
取り方
- 手掌で第2・第3中手骨間。
- 手を握ったとき、手掌面に触れる示指頭と中指頭との間に取る。
*少府(心経)と同じ高さにある。
以下のように、手指を屈曲させると、手指は収束するようなアライメントとなる。
そして、ちょうど第3指(中指)先端が当たっている部位が『労宮(第2・3中手骨間に位置する)』のおおよその位置となる。
解剖
- 浅指屈筋腱(正中神経)・虫様筋第2(正中神経 or 別説として尺骨神経)
- 正中神経(総掌側指神経)
- 総掌側指動脈
補足
- 心包経の滎火穴
- 部位には別説もある。
『労宮』を動画でチェック
以下は、お灸で有名な「せんねん灸」のが提供している『労宮』の動画となる。
「部位・取り方」の参考にしてみてほしい。
以下の動画も合わせて観覧すると「指圧・マッサージ」の参考になると思う。
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