理学療法士が「あん摩マッサージ指圧師学校」へ入学しようと思った理由とは

理学療法士が「あん摩マッサージ指圧師学校」へ入学しようと思った理由とは

このページでは私があん摩マッサージ指圧師の学校に通おうと思った動機を解説しています。

 

まずは、これまでの仕事を振り返る

 

私は、理学療法の学校を卒業した後、「一人暮らしがしてみたい」と思い立ち、学校卒業と同時に実家から大分離れた県境にある個人病院に就職しました。

 

「この病院で何とか3年は辞めずに働き通すぞ!」と意気込んでいた就職当時の自分が、今でも最近のように思い出せます。

そして、振り返ってみると10年以上も辞めずに働き続けることが出来ていました。

 

もちろん、何度か辞めたいと思った事はありましたが、その都度色んな人が支えてくれたので、(同級生の理学療法士たちが、次々と転職していくのを横目に)これだけ長期にわたって働けたのだと思います。

 

ただ、いずれかのタイミングで、地元に戻ろうとは思っていました。

 

あれだけ「早く実家を出て自活しなさい」と言っていた両親が、地元を離れて5~6年過ぎたころから「そろそろ地元に戻ってきても良いのでは?」などと手のひらを返したように言い出したり、

 

当然私も、地元以外の土地に骨をうずめる(定年退職まで勤め上げる)つもりはありませんでした。

 

まぁ、流石に10年以上も住んでいると思い出も蓄積して、愛着も湧いてきます。

なので、病院に辞表を提出してからの1年間は、「前向きな気持ち」と「感傷的な気持ち」が行ったり来たりな状態で働いていた気がします。

私にとって、この土地は間違いなく「第二の故郷」と言えそうです。

 

ちなみに、冒頭で「一人暮らしがしたい!と思った」と記載しましたが、その理由には以下などが挙げられます。

 

  • (中途半端でも)地元からある程度離れた距離で一人暮らしを始めたら、安易な(少し嫌なことがあったレベルな)理由で仕事を辞めることが出来なくなるという理由(自分自身で退路を断つという理由)。

 

  • 「高校を卒業すると同時に、見知らぬ土地で一人暮らしを始めた尊敬できる人」が身近に居て、「この人を見習いたい!」「この人みたいに成長したい!」という思いに駆られたという理由。

 

 

この病院を選んだ理由

 

(中途半端な距離であっても)多少遠方な場所に就職しようと思ったきっかけは前述した通りなのですが、この病院を選んだのにも理由があり、それは以下の基準です。

 

・こじんまりしてリハビリスタッフが少ない職場。

 

・内科だけでなく、整形外科疾患(+欲を言えば脳血管疾患も)のリハビリも経験できる職場。

 

・院内リハビリだけでなく、通所リハビリにも携われる職場。

 

ただ、入職した矢先に想定外の要求を突きつけられて、入職早々辞めたくなってしまいました。

なんと、(就職面接のときには一切話題に出ていなかったにも関わらず)入職して3か月の試用期間が終了した時点で、急に訪問リハビリの立ち上げを任されたのです。

 

今では、この経験も含めて今の自分を形成してくれているのだと、心から感謝しています(この経験がなかったあら、今回の様な行動も起こさなかったと断言できます)。

※ただ、当初は不安でかなり凹みました。。

 

ただ、訪問リハビリが軌道に乗り、2年目からは毎年(キッチリと私個人の実績をアピールすることで)、毎年5~15万ほどの研修費が支給され続けたのはモチベーションの維持につながったと思います。

 

で前述したように、この病院を選んだ理由の一つが「こじんまりして、リハビリスタッフが少ない職場」という点でしたが、5年くらい経過したころから徐々にリハビリスタッフが(非常勤も含めて)増えてきました。

 

これは地域包括ケア病棟の立ち上げのためには必須なことであり、時代の流れとして仕方のないことではありますが、当初から働き続けてきた私の職場とは少し違った環境になってしまいました。

 

また、人数が増えた分、「自分さえ頑張っていれば良い」から、「多職員をいかにマネジメントして働いてもらうか」といった管理職的な役割も増えてきました。

 

訪問リハビリは一人で切り盛りし続けましたが、デイケアのリハビリ管理もしていたので、それらは他のスタッフに仕事を割り振りするなどの管理職的な役割が増えていきました。

 

一番お世話になったのはデイケアの人達

 

一人で訪問リハビリを運用するというのは孤独なものです。

誰にも相談できず、一人で試行錯誤し、解決したことも多々あります。

※院内リハスタッフと異なり、「君は唯一、院外から単独で仕事をとってくることが出来るんだから」と、シビアな結果も求められました(ただ、この期待に応えることが出来たのが自信となり、今の行動に繋がっているわけですが)。

 

一方で、デイケアでのリハビリはデイケアスタッフさん達のの温かいサポートによって非常に快適な仕事をさせてもらえたと思っています。

 

(結局デイケアのリハビリ管理も1年目から私に任されたため)入職当初から「書類管理がずさんな点」や「デイケア運用の方針」で主任たちとよく衝突していましたが、今となっては良い思い出です。

 

リハビリ室が大所帯で不便になった際、「リハビリ室ではなくデイケアでリハビリをする必要性」も出てきてしまったのですが、この際の課題もデイケアスタッフの協力により乗り越えることが出来ました。

 

彼女たちは非常に温かくサポートしてくれ、利用者の誘導、器具の用意から、「暑いだろうから、喉乾いたらこれ飲んでね」などとお茶を用意してくれるなど、本当によくしてくれました。

 

後半は、訪問リハビリを制限したことで、余裕を持った仕事が可能に

 

 

辞職する前の2年間は訪問リハビリをセーブしたため、この職場で働きだして初めて「余裕をもって、ノビノビと仕事をすること」が出来ました。

 

※入職して訪問リハビリが軌道に乗ってからは、常に午前はデイケア、午後は訪問リハビリの時間枠を常にうめ続けて(充実感はありましたが、疲労困憊な状態を何年も続けて)きた私にとっては、最初で最後の至福の時間であったといえます。

 

 

仕事を辞めて、あん摩マッサージ指圧師の学校に通おうと決意。

 

最後の2年間は、慌ただしい日々から解放され、デイケアスタッフの温かいサポートおかけで楽しく仕事をすることが出来たのは前述した通りです。

 

ですが、やはり10年以上も働いていると「この病院へ居続けることによって成長を続けるには限界があるのでは」という気持ちが徐々に増えていました。

 

で、このままの中途半端な立ち位置では、(個人的に給料には満足している職場ではありましたが)、ダラダラと過ごしてしまうことは(目先の2~3年は良いとして)将来のためにならないと考えるようになりました。

 

 

40代でシフトする働き方の極意

 

ここで、私が共感した書籍『40代でシフトする働き方の極意 (青春新書インテリジェンス)』の引用を挟んでおきます。

 

若いころは苦労してやっていた仕事が、今は楽にできる。

そう感じる瞬間がありませんか?

仕事に対して体が自然と動くようになる。

やたらと時間がかかっていた作業が短い時間でこなせる様になったり、四苦八苦していた企画書も簡単に作れるようになったりしてきた。

入社10年以上のベテランなら、自分の成長を実感できて当然でしょう。

 

ところが、実はそれこそが30代後半から40代ビジネスパーソンの落とし穴である可能性もあるのです。

何事も慣れた時が一番危険です。

そこで油断が生まれ、自分の力を過信したり仕事を甘く見たりしてしまう。

その結果、思わぬ失敗をしてしまうことがある。

 

もう一つの危険は、変化や成長がそこでストップしてしまうこと。

目の前の仕事を楽にこなせる様になると、えてして人はそのやり方に安住し、新たな挑戦をしなくなりがちです。

しかも中間管理職になると、組織の一員としてはそれなりに格好がつきます。

下手に冒険せず、これまで通り仕事をこなす方が無難だと考えるのも当然でしょう。

 

その結果、思考力や発想力が鈍化してしまう。

考え方が保守的で固くなり、柔軟さを失ってしまうのです。

どの世界でも同じですが、入社した時は初々しい感性を持ち、やる気に満ちているのに、30代・40代とキャリアと年齢を重ねるうちにすっかり組織人になってしまう。

 

ある程度は致し方ないにしても、怖いのは自分の会社や組織では通用しても、そこを離れると使い物にならない人物になってしまうこと。

いつのまにか、自分の頭で考えて行動することが出来ない「受け身人間」になってしまう訳です。

 

理想的なのは、仕事が楽にできるようになったと感じたら、自ら次のステップに進む。

新しいことに挑戦し自分に負荷をかけることで、さらに能力を高められます。

 

 

赤字な部分は、私がドキッとさせられた部分です。

やはり10年以上も同じ職場で勤めていると、入職当初の「理想に燃えた初々しさ」は無くなります。

 

もちろん、医療職である以上、日進月歩する医療に対して常にアンテナを張ったり、(入社当初とまではいかなくとも)現在に至るまで「ある程度のモチベーション」は保ってきたつもりです。

 

ですが一方で、「あれ?そういえば入社して8年目くらいはまではガンガンに研修参加してたけど、この数年は一切参加してないな」などと、ただ漫然と仕事をこなしている自分に気づくことも増えてきました。

 

いずれにしても、「受け身人間」という用語にフォーカスするのであれば、院内でしか働かない理学療法士・作業療法士は、その時点で「受け身人間」と言えます。

 

この書籍は、この部分だけ抜粋すると転職を勧めているような書籍ですが、色々なケースについて記載されています。

 

例えば「ある程度自身に役職が用意されているケースは、引き抜きや起業などといった甘い言葉に惑わされずに、今の職場に留まっておいたほうが得策である」などの記載もなされています。

 

また、個人的には女性で結婚している方などは、慣れた職場で、特段辞めたい理由も無く、安定した収入が得られているのであれば、その職場を可能な限り続けたほうが良いように感じます(あくまで個人的な意見)。

 

オススメ書籍なので、特に40代に差し掛かりつつある(あるいは40代の)男性には読んでみてほしい一冊です。

 

 

 

退職への決意

 

重複しますが病院に対して「当初は5~6年で転職する予定だったにも関わらす、ここまで長く務めることが出来たこと」に感謝しています。

 

と同時に「いずれは地元に戻るのだ」という思いも持っており、年を重ねるごとに辞めるタイミングを気にするようになっていました。

 

で、そんな矢先に、中学時代の友人が「あん摩マッサージ指圧師の学校を卒業して、訪問マッサージ事業を始めた」ということを知りました。

 

また、友人に話を聞くことで、「現在はあん摩マッサージ指圧師の学校に通うことになった場合、『手に職を持ちたい人を支援しよう!』との名目のもと、国から多くの補助金が出ること」も知りました。

 

そして、ハローワークで制度のことを色々と教えてもらうに従って、以下のような気持ちが私の中で芽生えるようになってきました。

 

あん摩マッサージ指圧師を学ぶのは、今後の働き方を考えた際に、自身の選択の幅を大きく広げてくれる。しかも、補助金が出るなら最小限のお金で学べ、なおかつ今まで頑張ってきた自分に休息期間を設けることもできる。

地元に帰るのならば、その前に数年間、休息期間も兼ねて東京へ行ってみることは、良い経験になるのではないか?

 

こんな思いから、病院へ退職願をだし、あん摩マッサージ指圧師の学校を受験、入学する運びとなりました。

 

~関連記事~

 

一体どんな補助を受けながら学校に通うことが出来るのか興味のある方は以下の記事も参考にしてみてください。

⇒『専門実践教育訓練給付金!マッサージ師なるなら知らなきゃ損

 

 

あん摩マッサージ指圧師を取得する目的

 

最後に、「何かしらの資格を取るのは良いとして、それがなぜあん摩マッサージなのか?」という問いに答えて終わりにしようと思います。

 

上記の疑問は、退職理由を伝えた際に、事務長にも言われたことです。

 

理由①生活費のことを考えずに3年間ノンビリ暮らせる

まず資格取得するにあたって「学校へ入学して卒業するまでの期間(あん摩マッサージ指圧師の場合は3年間)、生活費の一部として補助金が出続ける」というのが入学を強く後押ししてくれました。

 

理由②理学療法士との互換性が高い資格だった

次に『あん摩マッサージ指圧師』という資格が、「現在取得しており、やりがいも感じている理学療法士と相乗効果が得られやすい資格」というのも条件でした。

 

つまり、今まで蓄積してきた理学療法士のキャリアを活かせない、全く畑違いな資格は(いくら学校に通っている間、延々と補助金が出るとはいえ)論外だという事です。

 

 

すると、事務長から以下の様なツッコミがはいりました。

 

作業療法士や言語聴覚士もある。相乗効果を狙いたいのであれば、そちらの方が良いのでは??

 

確かに、(言語聴覚士は微妙ですが)作業療法士は理学療法士と似た部分があるかもしれません。

ですが、仕事の選択肢を広げるにあたっては「類似しすぎて広がらない」と感じているので却下しました。

 

あまり「類似している」という点を強調しすぎると、理学療法士・作業療法士の定義を重んじたり、役割を明確にすべきだという考えの方々からは批判を受けそうですが、あん摩マッサージの方が「類似点があり、尚且つ仕事の選択肢も広げることが出来る」と感じています。

 

これら作業療法士や言語聴覚士とあん摩マッサージ師の一番の違いは「開業権」でしょう。

 

これは、開業して人を呼び寄せるだけの技術を持っているかどうかという問題以前に、開業する権利を法的に有しているかどうかというのがポイントだと個人的に思っています(そういった意味で、整体師はグレーゾーンです)。

 

つまり、「あん摩マッサージ指圧師の技術取得だけを目的とするのであれば必ずしも学校に行く意味はないが、開業権を堂々と主張したいのであれば学校に入学して資格を取得する意味はある」ということです。

 

で、開業権を一応保有しておくと、卒業後も理学療法士として働いていたとしても「開業もできる」というのは心理的な安心につながりますし、今の時代は「生涯現役である必要性」も言われており(年金だけでは暮らしていけないから)、年金をもらいながらのんびりと開業しながら生計を立てるといった考えもアリだと思ったからです。

 

 

また、そもそも「(国の補助を受けながら)あん摩マッサージ指圧師を取得しようという発想に至ったきっかけ」は友人があん摩マッサージ指圧師の学校を卒業し、訪問マッサージを始めているという話を教えてもらえたからでした。

 

以前から「あん摩マッサージ指圧師は医療保険を使って訪問マッサージという行為を行える。で、マッサージのみならず、理学療法士の様な運動療法も取り入れながら、対象者の機能障害改善、活動・参加の向上につなげている」と言うのは耳にしていましたが、実際に身近な人間(友人)がそれを始めたというのが、あん摩マッサージ指圧師に対する親近感をグッと近くに感じれるきっかけになりました。

 

 

もちろん、医療業界は流動的。リスクも十分吟味する。

 

ただ、ネットを調べてみると、社会保障費の財源がひっ迫して医療・介護業界が激動な時代に突入している昨今において、訪問マッサージも以前の様に儲かるというわけではなく、場合によっては更に生計が立てにくくなる可能性もあると感じました。

 

※例えば、現在私が住んでいる市の医師会では、整形外科医が訪問マッサージの指示を出してくれないのはもちろんのこと、医師会ぐるみで訪問マッサージへ指示は出さないよう警鐘を鳴らしているという話も耳にします。

 

そう考えると、開業権の獲得に過剰な期待はせず、あくまで「保有していることによる安心感」程度に思っておく方が無難かもしれません。

 

 

柔道整復師ではだめなのか?

 

あん摩マッサージ指圧師と同様に開業権を有している資格に『柔道整復師』があります。

 

ちなみに柔道整復師とはザックリと以下を指すようです。

 

柔道整復師とは、骨・関節・筋・腱・靭帯などに加わる急性、亜急性の原因によって発生する骨折・脱臼・打撲・捻挫・挫傷などのけがに対し、手術をしない「非観血的療法」によって、整復・固定などの治療を行うことができる専門家です。

 

で、包帯の巻き方なども学ぶのですが、そもそも最近では「骨折・脱臼した際には、整形外科を受診する」というのが普通です(つまり学んだことを活かせない可能性が高い)。

 

また、私の場合「選択肢を広げること」が目的なので、卒業後も理学療法士として病院・施設で働く可能性もあります(必ずしも起業するとは限らない)。

 

そんな際に、あん摩マッサージ指圧の技術は必ず役に立つ一方で、柔整の技術は使えないものも多いと感じます。

 

その他、あん摩マッサージ指圧師を取得することで可能となる「訪問マッサージ(医師の指示があれば保険適用となる)」は、小さなオフィス(自宅でも可)さえあれば施設基準は設けていません。

 

一方で柔道整復師は、この様な訪問系サービスでの開業は出来ません(また店舗で保険適応も出来る経営をしようとした場合においても「ちゃんと基準を満たした接骨院」を構える必要があります)。

 

 

鍼灸は不要なのか?

 

理学療法・作業療法士の学校は規制緩和によって乱立しており、資格の価値が右肩下がりに目減りしています。

 

一方で、あん摩マッサージ指圧師は(資格保有者が増えてきているとはいえ)学校は乱立していません。

 

※全国でも「あん摩マッサージ指圧師の資格が取得できる学校」は十数校しかないと思います。

 

で、十数校しか存在しない学校のなかで、多くは「鍼灸とセットになっている学校(つまりは鍼灸とあん摩マッサージ指圧師の国家資格を同時に取得することを目的とする学校)がほとんどです。

 

なので、一瞬「鍼灸もセットで取得できるあん摩マッサージ学校」への入学も考えましたが、以下の理由で「鍼灸は不要」「按摩マッサージ指圧だけ学べる学校へ入学したい」と思いました。

 

  • (鍼灸は学ばなくてよく)あん摩マッサージ指圧の資格だけ学べる学校のほうが学費が安いケースが多い

 

  • 病院で理学療法士として働く場合、鍼灸スキルを活用できない(病院・施設では医師の指示の下で理学療法を提供するので、鍼灸を勝手に施行出来ない。また医師から鍼灸の指示が出るとも思えない一方で、マッサージスキルは理学療法に織り交ぜて活用出来る)。

 

  • 「あん摩マッサージ指圧の学校は鍼灸とセットになっていることが多い」が、「鍼灸だけの学校」は乱立しており、巷には鍼灸院も乱立している。なので(鍼灸だけ学べる学校へ入学した場合においては)、鍼灸の腕だけをアピールして生計を立てようと考えてもレッドオーシャンなので稼げない。

 

  • 鍼灸の技術は奥が深く、学校を卒業した程度では臨床で活かせない(もちろん、これはどの職種にも言えることだろうが、活用頻度が低ければ低いほど上達も遅くなるので、自身が卒業した後の活用頻度も考慮してみると良いかもしれない)。

 

  • 鍼灸の需要が少ない(鍼灸に対する肯定的なエビデンスは増えてきており、日本における高齢者にも需要は一定程度ある。しかし、今後のターゲット層となり得る中年・若年層に関しては、需要は「鍼灸の効果を聞きつけた一部の人だけ」になりつつある)。

 

ちなみに、鍼灸だけ学べる学校(マッサージは学べない学校)は理学療法専門学校と同様に乱立していて、(鍼灸単体での)価値は高くありません。

 

※卒業しても鍼灸で食べていけず、転職する人も多いと聞きます。

 

でもって、個人的に取得したいのはあん摩マッサージ指圧師だけであり、鍼灸は不要と考えます。

 

 

余談:その他、事務長が心配していたこと

 

その他、事務長が心配していたことは以下になります。

 

そもそも東京へ行って、大金をはたいて資格を取得して、それを理学療法士として活用するとしても、果たして費用対効果はいかほどのものか?

 

事務長は(開業しなかった場合、理学療法士としてあん摩マッサージの技術を高めたとしても、得られる診療報酬は同等なのだという理屈で)費用対効果(勉強した分の元を回収できるだけ、お金が稼げるわけがないだろう)を心配していました。

 

確かに、かなりの補助金(毎年の学費や、毎月の生活費として支給される補助金)が出るとはいえ、それだけで全て賄いきれないので、多少は貯金を切り崩す必要がありします(もしくはアルバイトをするか)。

 

『3年もの時間』という、お金には代えがたい資源も使う必要があります。

 

そんなことまでして取得した資格の費用対効果はいかほどのものかという訳です。

 

 

メインはあん摩マッサージ指圧師の資格取得だが、それだけが目的ではない点

 

実は、ここまで語ってこなかった内容であり、事務長にも話していない「学校に通う理由」がもう一つあります。

 

それは『休養(リフレッシュ期間を設けたい』という点です。

 

「3年間もリフレッシュしすぎだろ?!」というツッコミが入りそうですがそこは単にニートをするのではなく資格取得(+αとして東京での自己研鑽、副業の拡大など)を含めたリフレッシュ期間ということでご理解いただきたい。。

 

※もちろん仕事を辞めるにあたって「リフレッシュしたいから」では、理由として弱いしカッコ悪いので、事務長には伏せておきましたが。。

 

 

リフレッシュ休暇中にやり遂げたいこと

 

ただ、リフレッシュ目的・資格取得目的(+あん摩マッサージ指圧技術の向上目的)以外にも、(+αとして)あと2つ「やり遂げたいこと」があります。

 

そのうちの一つは、僕だけの秘密のミッションとさせてください(笑)。

 

 

関連記事

 

トップページへ戻りたい方は以下からも、どうぞ。

⇒『あん摩マッサージ指圧の総合コンテンツ

 

私が「これまでのザックリとした経歴」は以下の記事で紹介しています。

⇒『プロフィール

 

資格経歴については以下からどうぞ。

⇒『資格経歴の一覧表

 

以下は、私が取得するあん摩マッサージ指圧学校(鍼灸・あん摩マッサージ指圧学校も含む)に関して、学費をメインに一覧表にしたものです。

観覧してもらうと各々の学校の学費や特徴に関して分かるので、学校に興味がある方・あるいは入学を検討している方は参考にしてみて下さい。

⇒『鍼灸あん摩マッサージ指圧学校をまとめたよ【完全網羅】

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