(督脈・任脈以外の)奇穴である『患門』の概要を解説している。
『患門(かんもん)』の取り方・主治
『患門』の取り方・主治は以下の通り。
取り方
患者を直立させ、長い紐の一端を足の第1指先端に当て、しっかりと踏ませて紐を足底から足根部中央を経て上方に伸ばし、下腿後面正中を上行させて委中(膀胱経)に至ってこれを切る。
↓
この紐の一端を鼻尖にあて,頭頚部および背部の正中線に沿って後方に垂らし、その下端があたる脊柱上に仮点を取る。
↓
別に短い紐で、患者の口を閉じさせ一方の口角から斜上方に鼻中隔直下を経て、他方の口角に至る長さを取る。
↓
その中央部を前記の仮点にあてて、左右水平に伸ばして、両端のあたるところに2穴を取る。
主治
呼吸器疾患(特に肺結核・喘息)・心臓疾患
関連記事
以下は、奇穴の一覧が掲載されている記事になる。
『患門』以外にも様々な奇穴があるので、ぜひチェックしてみてほしい。
以下は、全ての経絡を一覧にした記事になる。
経絡の全体像を把握したり、各経穴へアクセスするには最適の記事となっているの、興味がある方は観覧してみてほしい。