認定徒手理学療法士の症例報告。フォーマットにそった10例

認定理学療法士の症例報告
認定徒手理学療法士の症例報告。フォーマットにそった10例

このブログでは、認定徒手理学療法士の受験資格に必須な「症例報告の例」を10例紹介しています。

 

「受験資格に必要な症例報告」を記載するためには、理学療法士協会指定のフォーマットを使用しなければなりません。

 

なので、そのフォーマットも使いつつ解説しているため、書き方をイメージしやすいと思います。

 

この症例報告は認定徒手理学療法士の受験を目指している方々を対象にしていますが、加えて以下の方々にも必見です。

 

運動器疾患における治療の組み立て方を高めたい臨床家

 

この「臨床家」の中には、理学療法士のみならず、「柔道整復師」「あん摩マッサージ指圧師」「整体師」も含まれます。

 

ただし、理学療法士以外の方は、「認定理学療法士」って言われても、どんな資格なのかピンとこない人も多いと思います。

 

なので以降は、「認定徒手理学療法士」がどんな資格なのかを知りたい人の為に、2つに解説しています。

 

  • 認定徒手理学療法士とは
  • (徒手理学療法士も含めた)認定理学療法士の種類と、受験資格の条件

 

この記事で理学療法士以外の方々にも、「認定徒手理学療法士とは、どんな資格なのか」を知って頂ければ幸いです。

 

 

認定徒手理学療法士とは

 

認定徒手理学療法士は、日本理学療法士協会が発行している資格の一つです。

 

なので、認定徒手理学療法士を取得するためには以下が前提条件となります。

 

  • 理学療法士であること
  • 日本理学療法士協会に所属していること

※更なる取得条件は後述します。

 

 

日本理学療法士協会における「認定徒手理学療法士」の定義は以下の通り。※『日本理学療法士協会HP』より引用

 

臨床推論に基づき徒手的治療技術と運動療法を含む高度かつ個別の治療アプローチを使用して、神経・筋骨格系機能䛾マネージメントを行う理学療法の専門領域

 

でもって補足で、以下の様に記載されています。

 

科学的および臨床的に有効なエビデンスと個々の患者の生物心理社会的背景を考慮し、包括的な治療を実践します。

 

ポイントは「運動療法を含む」って所だと、個人的には思っています。

 

「徒手」って記載があるので、何となくマッサージやストレッチといった「他動的なアプローチ」を想像してしまいがちで、この想像はもちろん間違いではありません。

 

間違いではないんですが、それだけでは不十分。

 

広義な「徒手理学療法」は抵抗運動も含めた『運動療法』も含まれているって点ですね。

 

理学療法は「リハビリテーション」の一分野なので、「受け身の治療」から最終的には「セルフコントロールが出来る状態」にもって行くのが最終目標なんですね。

 

孔子の格言で以下がありますが、これと似たニュアンスかもしれません。

 

授人以魚 不如授人以漁

 

これは「人に魚を与えると1日で食べてしまう。しかし人に釣りを教えれば生涯食べていく事が出来る」って意味です。

 

理想論ではありますが、常に徒手的アプローチを施行しつつも、リハビリテーションの観点からも、上記を常に頭に入れておく必要がありそうです。

 

 

(徒手理学療法士も含めた)認定理学療法士の種類と、受験資格の条件

 

「理学療法士」という資格は、国が定める一定のカリキュラムを履修し、国家試験に合格することで取得できます。

 

また、その後に一定条件をクリアすれば認定理学療法士の資格を得ることが出来るので、多くの理学療法士が「認定理学療法士」を目指して自己研研鑽に励んでいます。

 

ちなみに、認定理学療法士の種類は以下の様に沢山用意されていて、これらの中から自身が取得したい認定理学療法士を選ぶことになります。

 

  • 礎理学療法分野:
    ・ひとを対象とした基礎領域
    ・動物・培養細胞を対象とした基礎領域

 

  • 神経理学療法専門分野:
    ・脳卒中
    ・神経筋障害
    ・脊髄障害

 

  • 運動器理学療法専門分野:
    ・運動器
    ・切断
    ・スポーツ理学療法
    徒手理学療法

 

  • 内部障害理学療法専門分野:
    ・循環
    ・呼吸
    ・代謝

 

  • 生活環境支援理学療法専門分野:
    ・地域理学療法
    ・健康増進・参加
    ・介護予防
    ・補装具

 

  • 物理療法理学療法専門分野:
    ・物理療法
    ・褥瘡・創傷ケア
    ・疼痛管理

 

  • 教育・管理理学療法専門分野:
    ・臨床教育
    ・管理・運営
    ・学校教育

 

沢山あります。

でもって、「認定徒手理学療法士」も、これら数ある資格の中の一つです。

 

そして「一定条件をクリアすれば、認定理学療法士になる」と前述しましたが、そんな「一定の条件」とは以下の通り。

 

  1. 新人教育プログラム終了
  2. 専門分野登録
  3. 必須研修会+指定研修+100ポイント取得するための活動
  4. 症例報告の提出

 

これらの条件を満たして試験に合格することが、(認定徒手理学療法士を含めた)認定理学療法士になるための条件となります。

 

※症例報告の提出は、認定理学療法士試験の受験条件でると同時に、一定水準を満たしている必要があります。

 

 

認定理学療法士取得にメリットはあるのか?

 

この記事のオマケとして「認定理学療法士を目指そうか迷っている人」に対して以下の疑問に答えるべく、メッセージを添えて終わりにしたいと思います。

 

認定理学療法士のメリットはあるのか?

 

 

理学療法士の間では「認定理学療法士って、取得してもメリットあるの?」っていう疑問を持つ方も多く、議論になることがあります。

 

でもって残念ながら、認定理学療法士を取得したからといって、他の人より多くの報酬を得られるわけではありません。

 

病院・施設で実施されるリハビリ報酬は国で定められた「診療報酬・介護報酬」に沿って支払われるため、各々が報酬を勝手に設定することは出来ないことになっています。

 

そして「一定基準を満たしていればを報酬が上乗せされる」っていうのもあったりするんですが、残念ながら認定理学療法士は報酬アップに上乗せされていないんですよね。

 

※例えば「リハビリ室の規模」「平均在院日数」「発症から○○日しか経過していない疾患を有している」「特定の研修を修了した」「必要な書類を揃える」などなど、報酬が左右される条件は色々あります。ですが認定理学療法士は関係ないんですよね。。

 

 

では、認定理学療法士を取得することのメリットは無いのでしょうか?

 

確かに、直接報酬に関わるメリットはありません。

 

ですが、以下のメリットが得られる可能性はあります。

 

  • 一定の研鑽をしていることの証明であり、再就職時に有利な可能性
  • 一定の知識・技術を有していることの証明であり、職場での評価につながる可能性
  • 「こんなセラピストがいますよ」という事を対外的にアピール出来る
  • 個人の活動において、ブランディングの一環となる

 

これらを魅力的だと感じられるかどうかは、賛否あると思います。

 

ですが、いずれにしても「資格取得というゴール」を設けることで、自己研鑽はし易くなると思います。

 

「資格取得」はあくまでゴールであり、その過程で得られる「知識・技術」に価値があるって考えですね。

 

医療・介護の世界は日進月歩なため、「生涯勉強を続けていくこと」が大切になる訳ですが、ゴールを沢山持っておくことはモチベーション維持につながり、生涯学習が容易になるのでオススメです。

 

 

追記:5月下旬

 

5月下旬に認定理学療法士資格証が届きました。

 

 

 

終わりに

 

このブログでは、認定理学療法士を取得するための条件の一つである「症例報告」についてまとめています。

 

私と同じように、認定理学療法士を目指す方は、是非参考にしてみて下さい。

 

※私の症例報告は「認定徒手理学療法士」の取得を目指して作成したものなので、認定徒手理学療法士を目指している方は、特に参考になると思います。

 

⇒『認定理学療法士を目指せ!症例報告の書き方をまとめたよ

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