高齢者に指圧(特に母指圧)をするリスク(訪問マッサージ)

訪問マッサージ
高齢者に指圧(特に母指圧)をするリスク(訪問マッサージ)

高齢者への指圧、とくに一番施術に多用するであろう「母指圧」は高齢者の内出血を誘引するリスクがあるため、十分に注意する必要があります。

 

とくに訪問リハビリ・訪問マッサージでは要注意です。

 

今回は、そんな「高齢者に指圧(特に母指圧)をするリスク」について解説していきます。

 

高齢者には弱圧刺激で!

 

「高齢者へは愛護的な施術が重要」なんて、当たり前すぎると思われるかもしれません。

 

確かに、最初から訪問マッサージなど「高齢者のみをターゲットにして臨床をされている方」には当たり前の情報でしょう。

 

あるいは卒後すぐに、高齢者への施術を体験する人にも(身体に触れ慣れていないため、注意深く施術する傾向になあるため)、心配は少ないかもしれません。

 

しかし一方で、「若年者を対象にしてきた」「リラクゼーションサロンなどで、健常者の揉みほぐしなどを生業としてきた」など、いわゆる「強押しニーズがある職場」を経験していた場合、「自身が思っている以上に弱い圧」で高齢者を施術する必要があります。

 

強い押しに慣れているので、それを差し引いて「高齢者だから、この位の圧で留めておく方が無難だな」と思った圧でも強すぎる場合が多いです。

 

軽擦程度で十分に効果が出せるので、まずは「これくらいでは効果が無いのでは」と感じる程度の圧から開始してみて下さい。

 

 

逆に、高齢者をメインにしてきた人は若年者に対して弱圧過ぎる

 

私は病院に勤めていたので高齢者向けの施術になってしまっており、あん摩マッサージ指圧学校の授業では(最初のころは圧が弱い)と指摘されたのを覚えています。

 

※健常者への適圧にしたつもりが、無意識の内に「職場で使い慣れた圧」になってしまっていたことが多々ありました。

 

一方で、リラクゼーションサロンのように「もっと強く解してほしい」などの要望が多いリラクゼーションサロンに勤務しつつ学校へ通っている人は、授業中に(無意識の内に職場で使い慣れた圧=つまりは)強圧になってしまっていることが多々あったようです。

 

※それでペアの人に「痛い痛い!」叫ばれて、「こんなので痛いの?」とキョトンとしている場面を多々みかけました。

 

 

終わりに

 

訪問マッサージなどの現場でも力加減が適切ではなく、高齢者に内出血させてしまう事例は散見されます。

 

これらの事故は、1度や2度生じることで学習することが可能ですが、1度も事故をせず利用者さん・ご家族・紹介してくれた医師やケアマネージャーの信頼を獲得できるに越したことは無いですよね。

 

まずは事故を起こさないことが何よりも重要。

 

高齢者に対する加圧(特に母指圧)には十分注意し、リスク管理を徹底しましょう。

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