この記事では、鍼灸あん摩マッサージ指圧師の入試面接について解説した記事になります。
早速ですが、記事の強みは以下です。
ネット上には多くの「面接情報」が溢れています。
溢れてるんですが、鍼灸あん摩マッサージ指圧師の入学に絡めて解説いている記事は非常に少ない。
一方で、以下の様なニーズは多い印象を受けます。
面接で聞かれそうな内世を全て網羅することは出来ませんが、「一般的に質問されやすい内容」はバッチリ把握できると思います(もちろん、質問に対する解答例も含めて掲載しています)。
これは、私が以下の実体験を持っているから作れる記事だと思います。
- 実際に鍼灸あん摩マッサージ指圧学校の面接を受けた
- 他の医療・福祉系学校へ入学する際に、面接を受けた
ぜひ、「一つの例」として参考にしていただき、合格を目指しましょう!
面接の前後(入室・退室時)のマナーまとめ
まずは、ザックリと入室・退室時のマナーをまとめておきます。
ただ、書籍やネットで出回っている内容は、それぞれ若干異なったりするので、いろんな情報に触れてみて下さい(お辞儀の角度は30°、鞄の置き場所などなど)。
入室時のマナー
入室時のマナーの一例は以下になります。
- ドアを3回ノックし「どうぞ」と言われたら入室する。その際には「失礼します」といってドアを開ける。
ドアの2回ノックはトイレをノックするときの回数らしいです。
- 入室したら、ドアの方を向き直って閉める。
実際の面接では、同じ受験生が出ると同時に私が入るといったスタンスだったので、①②のやりとりは不要ででした。
- 席の隣に立ち「よろしくお願いします」と言う。
- 面接官に「お座りください」などと促されてから座る。座る際は「失礼します」と言う。
※ちなみに、受験番号や名前などを椅子の隣にいる立った時に言ってくださいなど、あらかじめルールを説明されている場合はそれに従います。
※実際の面接では、着席して最初の質問が「受験番号と名前を言って下さい」でした。
退室時のマナー
退室時のマナーの一例は以下になります。
- 面接終了を告げられたら「ありがとうございました」と一礼して立ちあがる。
- 椅子の横に立ち「失礼します」と一礼する。
ここでも、再び「ありがとうございましたと一礼する」と書かれている書籍も多い。
- 扉に向かって歩いていき、扉の前で面接官に向き直り、「失礼します」と一礼してから退室する。
あん摩マッサージ指圧師の学校面接で聞かれること
ここから先は、あん摩マッサージ指圧師の入学面接で聞かれるであろうことを考えてみます。
医療職・福祉職の学校で一般的に聞かれるであろう(少なくとも想定しておきべきであろう)内容としては以下などが挙げられます。
①あん摩マッサージ指圧師になりたいと思ったきっかけは何ですか?:
医療職・福祉職は、「経済学部」や「経営学部」よりも専門的なことを学ぶ場なので、(大学であろうと専門学校であろうと)、卒業した際に進むべき道は決まっています(取得できる国家資格が決まっているので)。
なので、「なぜ、その職業になりたいと思ったのか」、あるいは「なぜ、その学部に入りたいと思ったのか」は最低限整理しておく必要があります。
②なぜ、この専門学校に入りたいと思いましたか?:
自分があん摩マッサージ指圧師を志していると仮定して、その資格を取得することのできる学校は他にも複数あります。
そんな中で、なぜ、この専門学校を選んだのか?これは面接官にとっては当然興味のあるところです。
事前に学校見学、オープンキャンパスに行っていれば、そういうのと絡めて回答しやすいですが、そうでなければ「ネット情報を見て」などと弱いアピールしかできない可能性があります。
これらに参加したならば、それだけで「真剣に、この学校への入学を考えている」とうアピールにもなるため、ぜひ体験してから試験に臨みたいものです。
③どのような「あん摩マッサージ指圧師」になりたいですか?:
まぁ、こういうのも聞かれる可能性があるということで。
④長所と短所を教えて下さい:
「あんまマッサージ指圧師」に特化した質問だけでなく「面接できかれる一般的な内容」も一応把握しておいた方が良いかもしれません。
一般的な質問としては「自分の長所・短所(強味・弱み)」などは聞かれる可能性はあります。
ピークエンドの法則というのがあって、最後にポジティブな内容(や出来事)があったほうが好印象を持たれやすいと心理学的に言われることがります。
なので、好印象を持たれたいなら最初に短所・最後に長所という順番にしたほうが良いかもしれません。
例えば以下のどちらが、好印象を持たれやすいかといった感じです(極端な表現をしているので、実際にこの様な回答はしないように)。
う~ん、時間にルーズなのは致命的か・・・ちょっと例が悪かったかも。。
あと、短所を表現するにしても、それを克服しようと努力しているだとか、それを長所に結びつけるようにしているなど、とにかく単に短所を言うだけでなくポジティブな要素も織り込んで終わる方が良いと思います。
社会人入試で聞かれやすいことは?
私は社会人入試を受けたのですが、これは文字通り「社会人を経験した人たちだけの入学試験」になります。
で、社会人入試で聞かれやすい内容は、社会人入試で受験しようとしている方であれば気になるところでしょうが、個人的には以下だと思います。
このように表現すると身もふたもないのですが、バックグラウンドが皆ことなるので、面接官が受験者個人に興味を持つ内容も千差万別です。
経歴を見ながら、興味を持ったことを聞かれると思います。
転職を繰り返している人であれば、以下などです。
- なぜ転職を繰り返しているのか?
- 転職そこで得られたことは何か
ずっと同じ職場で働き続けていた人であれば、その職場を辞めてまで学校へ通うおうと思うことに葛藤はなかったのか?
そういう雑談っぽいことも交えながら、相手の人間性や適性が判断されたりするのだと思います。
ちなみに、理学療法士であれば「あんまマッサージ指圧師と理学療法士の違いは何か」などは聞かれるかもしれません。
答えは(で尚且つあん摩マッサージ指圧師の良い面を強調したいのであれば)「開業権が有るか無いか」というのが正解だと思います。
ちょっとした表現で差がつくかも? おまけ
ここからは余談なので、読み飛ばしてもらってもかまいません。
以下などの表現は、医療・福祉系の面接でも使ってしまいやすい表現ですが、使用する際に個人的に注意した方が良いのではと思う点を記載しておきました。
人に感謝される仕事がしたい:
確かに、人に感謝されることを感じる機会が少ない職業や職種はあるものの、大体の職業は巡り巡って誰かに感謝されている筈です。
なので、例えばあん摩マッサージ指圧師などであれば、「直接人と関わることで、人の感謝してくれることをより身近に感じられる仕事がしたいと思ったから」と表現したほうが良いような気がします。
社会に役立つ仕事がしたい:
特に社会人枠で入学を希望している場合は、それまでに何らかの仕事についていた人が多いと思いますが、面接官からしたら「今までの仕事は社会の役に立っていないと思っていたのかな」と捉われかねません。
どんな仕事であれ、巡り巡って社会の(あるいは誰かの)ためにはなっているはずなので、「人に直接かかわる仕事で社会に貢献したい」といったニュアンスを伝えたほうが良いように思います。
これらの表現は『小論文』でも使ってしまいやすいので、もし共感できる方で小論文の試験もある方は活用してみて下さい。
関連記事⇒『小論文記事とリンク』
東洋鍼灸専門学校の面接例
20019年度における東洋鍼灸専門学校の面接では以下が聞かれる可能性があるとのこと(体験入学・資料請求をすれば、教えてもらえます)。
全ての学校に共通するお題でもあるため、ここに記載してみます。
- あなたが思っている鍼灸の魅力を述べてください
- あなたが考える食養生とその目的を述べてください
- あなたの考える「治療家」とはどのようなものですか?教えてください。
- これまでの人生の中で、勉強になった出来事を述べてください。
- 社会の中で信頼を得て良好な人間関係を築くにはどのようにしたら良いか、あなたの考えを述べてください。
- 高齢者が暮らしやすい社会について、あなたの考えを述べてください。
- あなたが「人生」で大切にしていることについて、述べて下さい。
- 印象に残った旅について述べてください。
- 「健康な社会生活」を営む上で必要なことは何か、考えを述べてください。
- あなたが大切にしている思い出について、述べてください。
- あなたが目指す鍼灸師についての、述べてください。
- 癒しブームについて、考えを述べて下さい。
面接マナーのおすすめ動画
以下は、面接マナーに対するおススメ動画です。
この記事で記載した内容と若干異なるマナーもありますが、入室・退室時のマナーも含めて良い例・悪い例が紹介されていて参考になるとで興味がある方は観覧してみて下さい。
終わりに
皆さんは面接って受けたことがありますか?
学生さんであっても、ここまでの年齢になるまでに面接を受けたことががるって人、多いと思います。
既に社会人な方は、すでに複数回の面接体験があるかもしれません。
私もこれまでの人生で、学校入学やアルバイト、就職のときに面接を受けてきて、その都度「面接の勉強」をした記憶があります。
ただ、鍼灸あん摩マッサージ指圧学校の入試面接を受けるにあたって、今までの面接経験とかって忘れちゃってるんですよね。
なので、改めて勉強を頑張りました。
無事に合格できたわけですが、そんな私の体験談も踏まえて、ぜひこの記事の情報を活かして合格していただきたいと思います。
関連記事
記事内にもリンクを張っていますが、以下の記事ではあん摩マッサージ指圧師(の主に社会人枠を対象にした)入試時の小論文の書き方についてフォーカスした記事になります。
もし社会人枠であん摩マッサージ指圧師の学校入学を考えており、小論文が入試試験な場合はぜひ参考にしてみて下さい。
⇒『小論文記事とリンク』