曲沢(きょくたく:PC3)

経路・経穴

この記事では、「手の厥陰心包経」の経穴である『曲沢(きょくたく:PC3)』について解説している。

 

『曲沢(きょくたく)』の概要

 

『曲沢』の概要は以下になる。

 

部位

  • 肘前面
  • 肘窩横紋上
  • 上腕二頭筋腱内方の陥凹部

 

取り方

  • 肘関節を屈曲して上腕二頭筋腱を緊張させ、その腱の内側陥凹中に取る。

*上腕動脈拍動部で、尺沢(肺経)と少海(心経)とのほぼ中点にあたる。

 

以下は上腕二頭筋(力こぶ)と、その内側に沿う上腕動脈上にある『曲沢』を示している。

 

ちなみに、曲沢から大陵までの長さは「1尺2寸」とされている。

 

解剖

  • 上腕二頭筋腱・上腕筋(筋皮神経)
  • 内側前腕皮神経
  • 上腕動脈

 

補足

 

肘を屈曲し、肘窩横紋上で以下が取れる。

曲池(「尺沢と上腕骨外側上顆を結ぶ線上」の中点)

尺沢(上腕二頭筋腱の外方にある陥凹部)

・曲沢(上腕二頭筋腱の内方にある陥凹部)

少海(上腕骨内側上顆の前縁)

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