天池(てんち:PC1)

経路・経穴

この記事では、「手の厥陰心包経」の経穴である『天池(てんち:PC1)』について解説している。

 

『天池(てんち)』の概要

 

『天池』の概要は以下になる。

 

部位

  • 前胸部
  • 第4肋間
  • 前正中線の外方5寸
  • 乳頭の外方1寸

天池,経穴,ツボ

 

取り方

  • 乳頭の外方1寸で、第4肋間乳中(胃経)と天渓(脾経)との中点に取る。

*第4肋間の高さには前正中線から、膻中(任脈)、神封(腎経)、乳中(胃経)、天池・天渓(脾経)・輒筋(胆経),淵腋(胆経)が並ぶ。

 

上記はイラストにて後述。

 

解剖

  • 大胸筋・小胸筋(内側・外側胸筋神経)・肋間筋(肋間神経)
  • 肋間神経(外側皮枝)
  • 胸肩峰動脈・外側胸動脈・肋間動脈

 

補足

 

第4肋間のラインにある経穴まとめ

 

第4肋間に並んでいる経穴をまとめている。

※胸骨上(前正中線上)に位置する膻中も含む

膻中・神封・乳中・天池・天渓・輒筋・淵腋

注意点としては以下の通り。

 

  • 『第4肋骨』とは「第4肋骨と第5肋骨の間」を意味する。
  • 胸郭は立体構造をしている(丸みを帯びている)ので「見た目」と「実際の経穴同士の距離(触診時の距離)は異なる。
  • 肋間は前方より後方の方が高い。
  • 上記を踏まえて、必ずしも各経穴が同一ライン上に並んでいるわけではない(少しづつズレている)

膻中・神封・乳中・天池・天渓・輒筋・淵腋

 

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