この記事では、「手の太陽小腸経」の経穴である『天窓(てんそう:SI16)』について解説している。
※同じ読み方の経穴「天宗(てんそう)」があるので注意!
『天窓(てんそう)』の概要
『天窓』の概要は以下になる。
部位
- 前頚部
- 胸鎖乳突筋の後縁
- 甲状軟骨上縁と同じ高さ
取り方
- 胸鎖乳突筋の後縁。
- 甲状軟骨上縁の高さで、胸鎖乳突筋をはさんで、人迎(胃経)と同じ高さに取る(後述)。
*甲状軟骨上縁の高さで、胸鎖乳突筋の前縁に人迎(胃経)・中央に扶突(大腸経)・後縁に天窓が並ぶ(後述)。
解剖
- 広頚筋(顔面神経 頚枝)・胸鎖乳突筋(副神経・頚神経叢の枝)
- 頸横神経
- 浅頸動脈
補足
頭頚部に存在する「太陽小腸経」の経穴は以下の通り。
前頸部・側頸部の経穴まとめ
前・側方の頸部に位置する経穴をまとめたイラストは以下になる。
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