この記事では『ダウバーンテスト(Dawbarns test)』について解説していく。
ダウバーンテストの方法・陽性所見・解釈
ダウバーンテストの方法・陽性所見・解釈は以下の通り。
方法
- 患者は座位で上肢下垂位。
- 検者は一側手で「大結節と肩峰の間で圧痛が生じる部分」を触知する。
- 圧痛部位を指圧したまま、反対手で「上肢を保持し、他動的に肩関節90°外転位まで操作」する。
以下はダウンバーンテストの動画になる。
陽性所見
肩関節外転とともに、(60°〜90°くらいで)疼痛が軽減→消失する。
上記を『ダウバーン徴候』と表現する。
解釈
肩峰下滑液包炎(三角筋下滑液包炎)を疑う。
- 肩峰下滑液包と大結節は、肩関節外転とともに肩峰下へ入り込む。
- 従って、圧迫して疼痛を誘発させていた「炎症の生じた肩峰下滑液包(三角筋下滑液包)」が、指圧刺激から解放される(逃がされる)ので疼痛が消失する。
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