ピボットシフトテスト【膝関節の検査】

整形外科 - 徒手検査法(整形外科)

この記事では『ピボットシフトテスト(pivot shift test)』とについて解説していく。

 

「ピボットシフトテスト」の方法・陽性所見・解釈

 

ピボットシフトテスト」の方法・陽性所見・解釈は以下の通り。

 

方法

  1. 患者は背臥位。
  2. 検者は膝関節5~10°屈曲位の状態で、「下腿の内旋」と「膝外反ストレス」を加えながら、徐々に屈曲していく。

 

ピボットシフトテストの動画は以下となる。

 

陽性所見

このテストが陽性だと、以下のような所見が得られる。

屈曲30°付近で急に「ガクッ」と脛骨外側関節面が前内方に滑り、亜脱臼を触知する。さらに屈曲すると40〜60°で段発とともに急に整復される。

 

解釈

陽性で前十字靭帯損傷が疑われる。

 

その他のACL損傷テスト

 

その他のACL損傷テストとしては前方引き出しテスト・ラックマンテストがあり、以下の記事で紹介している。

⇒『ラックマンテスト・前方引き出しテスト【膝関節の検査】

 

 

関連記事

 

以下は「膝関節疾患」について言及した記事となるので、合わせて観覧すると理解が深まると思う。

⇒『【疾患まとめ】膝関節の疾患

 

以下の記事では、徒手整形外科的テストの一覧をまとめているので、合わせて観覧してみてほしい。

⇒『【まとめ】徒手整形外科的テストを整理しよう

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