ＦＩＭ（機能的自立度評価表）は「能力低下を評価して介助量を判定すること」を目的に考案された。
ＦＩＭの評価項目は、以下の計１８項目から成り立っている。
- 運動項目（１３項目）
- 認知項目（５項目）
運動項目
セルフケア、排泄コントロール、移乗・移動能力が問われる。
認知項目
コミュニケーション能力と社会的認知が問われる。
いずれの項目も「しているＡＤＬ」として１～７点の７段階で評価されるが、その評価はに基づいて決定される（満点は１２６点、最低点は１８点）。
運動の１３項目
FIMの運動１３項目は以下の大項目から構成される。
- セルフケア（６項目）
- 排泄コントロール（２項目）
- 移乗（３項目）
- 移動（２項目
セルフケアの６項目
- 食事
- 整容
- 清拭
- 更衣上半身
- 更衣下半身
- トイレ動作
排泄コントロールの２項目
- 排尿管理
- 排便管理
移乗の３項目
- ベッド・椅子・車椅子移乗
- トイレ移乗
- 浴槽・シャワー移乗
移動の２項目
- 歩行・車椅子
- 階段
認知の５項目
FIMの認知５項目は以下の大項目より構成される。
- コミュニケーション（２項目）
- 社会的認知（３項目）
コミュニケーションの２項目
- 理解
- 表出
社会的認知の３項目
- 社会的交流
- 問題解決
- 記憶
